知的障害息子「親なきあと」に備えた自立準備。中学からのレスパイト利用、ショートステイ…わが家の場合【読者体験談】
わが家が登録したレスパイト先は送迎も利用できたので、保護者が送迎しなければ行けない場面で、レスパイト先の送迎に頼ることができました。
例えば、息子の学校では、夏休みにプール活動がありました。スクールバスがある登校日は良いのですが、ない時は保護者が送迎する必要があります。私に用事があって送れないときは、レスパイトの送迎で学校まで送っていただきました。
この送迎には高等部でも助けられ、部活の迎えなどでも利用していました。
子どもの送迎というものは、送迎時間自体が短いものだとしても、丸1日仕事を入れることも難しくなるし、予定も立てづらいですよね。これを解決してくれるレスパイトの送迎には本当に助けられました。
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「お守り」になったショートスティ
ショートステイには20歳の頃に登録しました。その頃、同居している義父が入院することになりました。身の回りの世話や、突発的に病院へ行くこともあるかもしれないと思い、1人で留守番ができない息子の預け先を確保しようと思ってのことです。
幸いにも1人で留守番をする場面はなかったのですが、「もしものとき」を考えるともっと早くから登録しておけばよかったと思いました。この時登録したことで、もしなにかあっても預け先があるという「お守り」として、私の安心材料になりました。
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特別支援学校高等部卒業後、就労継続支援B型へ。グループホームを将来の居場所として
息子は特別支援学校高等部を卒業後、就労継続支援B型に通所しはじめました。
月曜から金曜まで通所し、土日は休みです。その施設はグループホームも運営しているため、将来の居場所としても意識していました。
息子ははじめ自宅から作業所へ通っていましたが、20歳を過ぎた頃から少しずつショートステイを始めて「ホームで過ごす日」を増やしていきました。
※就労継続支援B型:障害や年齢、体力などの理由から一般企業に雇用されることが難しく、雇用契約に基づく就労が困難である方に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行う障害福祉サービス
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html
参考:障害者の就労支援対策の状況|厚生労働省
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週に1回から増やしていき、やがて帰宅が毎週末になって慣れた頃、コロナ禍になりました。