子育て情報『自閉症中3息子、初めての通信制高校オープンキャンパス。面談、体験授業は苦手なことの連続で…』

自閉症中3息子、初めての通信制高校オープンキャンパス。面談、体験授業は苦手なことの連続で…

その場しのぎのようなフォローの声かけに太郎はまた、「うん」

それだけだった。

執筆/まゆん

(監修:初川先生より)
太郎くん初めての高校オープンキャンパスへの参加エピソードをありがとうございます。高校という存在自体が未知で、入るには試験や面接など何らかの関門があるということは多くの子どもたちが知っているので、ただでさえ新奇の場所に苦手さを感じやすい特性がある中で、より一層不安緊張が高まってしまったことと思います。

太郎くん本人の意思もあり、2回目にも参加できたのはよかったですね。場や人に慣れてきてようやく見えてくるその学校の特徴というものがあるでしょうから、複数回参加できる場合にはしてみるといいと思います。また、まゆんさんが書かれていたように、まわりの中3生がどんな感じのお子さんかということも見ておけるといいと思います。体験授業や部活体験などがあるとそのあたりが感じ取りやすくなりますね。

発達障害や不登校歴のあるお子さんの場合、高校が行う説明会で説明を聞くことだけではなく、その後に開催されることの多い「個別相談会」にも参加できるとよいでしょう。
まゆんさん、太郎くんははじめから参加されていて何よりです。
学校生活について気になることを聞いてみることだけでなく、お子さんの特性についてや高校生活でつまずくかもしれない点について簡単に高校側に伝え、学校側の反応を見ることは大事です。

今回、通信制高校を見学され、また普通科高校も検討されているとのこと。通信制と全日制普通科だと、この両者の違いは大きくは単位認定の方法です。通信制高校の場合、単位制であることが多いため、仮に何らかの単位をその学年で取得できなくとも、翌年度以降に取得すればよいということになります。全日制普通科の場合、その学年で取得する単位を1つでも落としてしまうと留年か退学になります(※全日制単位制の学校もあります)。また、単位取得にあたっても、定期試験以外にどのような評価項目があるのか(予習復習が必須、高頻度な小テストがあったり、レポートや、あるいはグループワーク、グループ研究のようなものが入っていたり、ディスカッションなどに重点を置く場合などもあり、学校ごとの特色が出やすいところです)について確認しておくことも大事です。何校か見ると、保護者の側もどんなところをよく確認したらいいかが分かりやすくなりますので、はじめから1校と決めるのではなく、複数校見てみることをおすすめします。

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