年長から始めた放デイ探し。理想と現実で悩み…見学して実感した「譲れない条件」
いざ就学相談へ!家族の希望は通る?
知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)と診断されている長男りー。年長になってすぐ、就学先をどうするかについて検討することになりました。夫婦で話し合い、実際に学校を見学した結果、公立の特別支援学校を希望することにしたわが家。家族の希望が決定したあと、いよいよ地域の就学相談に臨みました。
就学相談とは、地域を担当する相談員さんが子どもの状態や成育歴を確認した結果をもとに、教育支援委員会が就学先の判断を行うというもの。私たちが相談員さんと話をしている間、りーは別室に通され、できることなどを確認するテストを受けたようです。私たちは、りーの状態を5段階(できる・補助があるとできる・できるときとできないときがある・ほとんどできない・できない)に分けて、相談員さんの聞き取りに答えていきました。
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後日就学相談の結果が届き、私たちが希望した通り、公立特別支援学校への就学が適当とのことで、りーの就学先が決定しました。
就学準備はまだまだ終わらない!理想の「放課後等デイサービス」を探して
こうしてめでたく就学先は決定したのですが……次はりーが小学生になってから通うための放課後等デイサービス探しが始まりました。役所からもらった一覧表にはたくさんの事業所の名前がずらり……。
りーに合っていそうなところや私たち夫婦の希望を話し合い、こういうところがいい!という私たちなりの理想ができました。
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・遊びを通して体力づくりができるところ
・季節の行事があるところ
・りーが楽しく過ごせるところ
この3点のポイントをもとに何か所かの事業所を探し出しました。早速連絡を入れて見学の予約をしたのですが、ここからがなかなか大変でした……。
理想通りの施設にはなかなか出合えない…でも求める条件は譲れない!
まずは運動療育を中心に行っている施設に見学に行きました。
中に入ると、ダンススタジオのような鏡が一面に広がっていました。自分の姿を見ることが大好きなりー、楽しくすごせるかな?と思ったのですが、りーは体験を拒否。活動は時折見るのですが、参加は嫌だったようです。
続いて見学したのは遊びが充実しているという施設。1か所目と比べると施設内はあまり広くありませんでしたが、りーは見学中も嫌がることなく、本を読んで過ごしていました。