【おひなまきの巻き方】いつまでOK? おくるみの選び方や注意点を解説
赤ちゃんの手足の状態をチェック
「おひなまきをするとき、手は胸の前で組ませておきます。足は、あぐらをかいたような状態にするか、両方の足裏をくっつけて足と股関節がM字になるような状態にしてください。
足を伸ばした状態でおひなまきをすると、股関節脱臼になるリスクがあります」
赤ちゃんから目を離さない
「生まれたばかりの赤ちゃんはまだ寝返りができませんが、ふとした拍子に転がってうつ伏せになってしまう可能性があります。赤ちゃんから目を離さないように注意してください。また、ソファに置くと転落してしまうことがあるので、平らで安全な場所に寝かせてあげましょう」
赤ちゃんが嫌がるときは無理にやらない
「おひなまきをすると赤ちゃんが安心するといわれていますが、なかには包まれるのを嫌がる赤ちゃんもいます。また、その気分によって嫌がることもあるでしょう。
足を突っ張ったりバタバタしたり、赤ちゃんが嫌がる様子を見せているときは無理におひなまきをしないようにしましょう」
おひなまきをしたまま長時間放置しない
「おひなまきで赤ちゃんがスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていると、ついそのままにしたくなるかもしれません。しかし、長時間おひなまきをしていると、血流が悪くなったり関節に負担がかかったりすることがあります。頻繁に赤ちゃんの様子をチェックして、1時間を目安にゆるめてあげるとよいでしょう」
おくるみに包まれて気持ちよさそうに眠っている赤ちゃんは、とても可愛らしいもの。わずかな間しか見られないおひなまきをした赤ちゃんを、ニューボーンフォトに収めるのも定番。おひなまきは、赤ちゃんに安心感を与え、安眠に導く効果があるといわれる。赤ちゃんがなかなか寝なくて困っているママやパパは、おひなまきを試してみては? 赤ちゃんが安全・快適に眠れるよう、注意点を必ず守って行なって。
関連記事
【動画と写真で解説!】おくるみの巻き方月齢別の巻き方&おすすめのおくるみ5選
<教えてくれた先生>
浅井貴子さん(フリー助産師)
浜松大学産婦人科病棟、聖霊浜松病院NICUに勤務後、フリーの助産師として活動。メディカルハーブやアロマなどの代替療法を利用した産後ケアを得意とする。
産後ケアホテル「マームガーデン葉山」アドバイザー、ベビーマッサージ教室「カモマイル」主宰。
HP:https://www.mid-wife.info/
photography&movie/Toshiyuki Tanaka
こだわり、癇癪、多動での登下校トラブル!不登校息子を支えた親友との感動エピソードも【24年10月読者体験談特集】