運動会の写真をもっと上手に!プロ4人から教わる撮り方のコツ
上手くできなかった時の表情も大切な思い出になるので、そういう時もまずは撮ります。良い瞬間が撮りたい時は、諦めず面倒がらず、自分も同じ競技をしているような気持ちになって!(多分これが大切です!笑)運動会での動きは常に変化していくものなので、ずっとカメラを構えていることが大切だと思います。子どもの目線に合わせてカメラの目線も下げると臨場感のある一瞬が狙いやすいですよ。使用レンズは望遠、できるだけ絞りを浅くして、シャッタースピードを速くするとブレずに背景がボケた印象的な写真が撮れます。動きのあるシーンでは連写を活用して」
「2歳、初めての運動会。パパと一緒に競技初体験の様子。初めての運動会にずっと緊張していた娘でしたが、パパと手をつないだ時にようやく笑顔に。その瞬間が撮れたことが嬉しかったです。
片足が上がっているところも可愛いなと思います」
「4歳の時、競技を待っているドキドキワクワクの時間に声をかけた時の表情。運動会が楽しすぎる!というのが伝わってくる表情で、こちらも笑顔になりました。競技最中だけではなく、待ち時間に緊張している様子や、終わった直後にホッとしたり嬉しかったり悔しかったり。
友達と話している時も良い表情が撮れますよ」
「保育園最後の運動会、パラバルーンという大きくて難しい競技にチャレンジしました。背が小さい娘は大きなパラバルーンの練習が難しかったようですが、緊張感と嬉しさとが伝わってくるような絶妙な表情を見て成長を感じました。運動会が体育館の場合は、室内モードにして色補正を。露出補正もプラスにした方が雰囲気良くなります」PROFILE砂原 文暮らしまわりの撮影を中心に主にエディトリアル、広告、Webにて活動中。2017年にハワイ、モロカイ島での日々をまとめた写真集「pili」を出版、巡回展を行う。instagram:@trans_parence721PHOTOGRAPHER #03
森脇裕介さん普段見られない表情を切り取る
「望遠のレンズやズームが一般的になって子どものアップが撮りやすくなり、ついつい寄ってしまいがちですが、周りの友達や先生なども一緒に撮っておくと、後で子どもと写真を見たときに楽しめます」
「ソーラン節を頑張っている姿。正面からではなく斜めから撮ることで、前の人との被りが避けられます。また、視覚的にも構図に動きが出て躍動感が生まれます。
望遠のズームを使えば、中距離から遠距離までカバーできますよ」