子育て情報『子どもの「やる気」と「地頭」が育つ親の言葉とは?』

子どもの「やる気」と「地頭」が育つ親の言葉とは?

【内発的動機づけ】
ある物事の変化や発見、学びや成長から喜びを得て、自分自身でやる気を起こすこと。外発的動機づけとは違い、メリットや報酬など関係なく「これがしたい」という気持ちから、何らかの行動を起こします。内発的動機づけをきっかけとした活動は、外発的動機づけがきっかけになっている場合に比べて、本人が充実感を覚えやすく、持続性があるといわれています。

では、子どもたちの「やる気」を出させるためには、どちらの動機づけを利用すればいいのでしょう?

人間はやらなければならないことに対し外発的動機づけを用いると、その持続性が下がってしまうということがわかっています。逆に、内発的動機づけを用いたときは、その行動が続きやすくなるのだそう。

やらなければいけないことを「勉強」とした場合、つまり、以下のようになります。

■内発的動機づけを用いる→勉強が続く!
■外発的動機づけを用いる→勉強が続かない……

子どものやる気を引き出し継続させるには、内発的動機づけを用いた方が良いでしょう。

子どもの「やる気」と「地頭」が育つ親の言葉とは?


内発的動機づけで地頭が良くなる!?

内発的動機づけによる子どものやる気を引き出すためには、以下の声かけが有効です。


■結果ではなく過程を褒める
大人になると、物事を結果だけで判断しがちです。そのため、子どもをつい「できたのか、できなかったのか」だけで見てしまうこともあるでしょう。内発的動機づけには、結果よりも過程を楽しむことが重要なので、子どもを褒める際には結果だけでなく過程にも着目してみましょう。例えば、テストで100点が取れなくても、前回より1点でも上がっていたら、そのことをしっかり褒めます。かけっこで勝てなかったとしても「毎日公園で練習を頑張ったもんね。前より速くなったていたよ!」など、以前に比べて成長したことや頑張れば結果が変わることの楽しさや喜びを伝えると、子どものやる気につながります。■子どもが興味を持ったことを肯定する
子どもは、自分が興味を持ったことを親が肯定してくれると、自分自身が肯定されたようなうれしい気持ちになります。子どもが何かに興味を持っているということは、すでにそれに対するやる気が芽生えている証拠であり、親がそれを肯定的に捉えることで、やる気がどんどん引き起こされるのです。
「ダンゴムシがこんなところにいるなんて、よくわかったね。別の場所も探してみようよ」など、子どもが「もっと知りたい」

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