子育て情報『子どもの主体性、大事にできていますか? ”言うことを聞く良い子” が将来生き抜けないワケ』

子どもの主体性、大事にできていますか? ”言うことを聞く良い子” が将来生き抜けないワケ

目次

・活躍できるのは「聞き分けの良い子」ではない
・主体性が”ある”子どもと”ない”子どもの違いとは
・子どもの主体性を育てるためには?
子どもの主体性、大事にできていますか?”言うことを聞く良い子” が将来生き抜けないワケ

少子化によって子ども同士のかかわりが減ったことや、情報化社会によって自ら求めなくともさまざまなコンテンツがあふれていることなどが影響し、昨今では主体性のない子どもが増えているといわれています。しかし、変化の激しいこれからの時代を強く生きるためには、自ら考えて行動することが重要です。

今回は、主体性のある子どもとない子どもの特徴や、主体性を育てるためのコツについてご紹介します。

活躍できるのは「聞き分けの良い子」ではない

ひと昔前の子どもは、「先生や親の言うことを聞きなさい」と言われながら育ってきました。自分の考えを主張することなく、大人の指示通りに動ける子どもこそが「素直でいい子」だとされていたのです。しかし、こうした考え方は時代の変化とともに変わっていきました。

大人の指示を仰いで行動する子どもは確かに育てやすいですが、そのまま成長すると、社会に出たときに周りに流されてばかりだったり、指示待ち人間になったりする可能性が高いという側面があります。主体性は将来のリーダーシップに必要不可欠です。
そのため、現在では自ら考えて行動することができる、主体性のある子どもこそが「できる子」だといわれるようになってきています。

子どもの主体性、大事にできていますか? ”言うことを聞く良い子” が将来生き抜けないワケ


主体性が”ある”子どもと”ない”子どもの違いとは

主体性がある子どもとない子どもには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。

■自分の「やりたいこと」に取り組めるか
主体性のある子ども:周りに流されずに取り組める
主体性のある子どもは、周りに流されることなく、自分がやりたいと思ったことに取り組みます。周囲からの反応よりも「自分がしたいかどうか」が大切であることをきちんと理解しているためです。

主体性のない子ども:些細なことでも親の指示を仰ぐ
主体性のない子どもは、自分で何かを決めることが不得意で、自分の言動に自信が持てません。そのため、何をするにも「本当にこれでいいのだろうか?」と不安になり、心から楽しむことができなくなってしまいます。

■自ら考えて行動できるか
主体性のある子ども:想像力や思考力が高く、自ら考えて行動できる
自ら考えて行動するというプロセスでは、「行動するためにはどうしたらいいのか」「どうしたら一番スムーズに行動できるのか」「この行動の先にどんな結果が待っているのか」

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