陳列から売上集計までやってみよう! 学びの場としての「MOTTAINAIキッズフリーマーケット」
■オリジナル商品の販売
プロジェクトの理念に基づいた商品を販売。得た収益は環境保護活動のために寄付。
■イベント開催(MOTTAINAIキッズタウンTOKYO、富士山ゴミ拾い大会)
MOTTAINAI活動の認知度を高め、子どもたちに「お金の大切さ」や「モノを大切にする心」を学んでもらうためのイベントを定期的に開催。
売るのも買うのも子どもだけ!キッズフリーマーケット
活動の中で興味深いのはMOTTAINAIキッズフリーマーケットです。
2017年、2018年に池袋で行われた際には、小池百合子東京都知事も視察に訪れています。また、文部省、金融庁も支援するこのイベントは、大人はいっさい関わらず(サポートスタッフ以外)、売るための商品選びから値段決めなどの準備から販売、売上集計まで、全て子どもが行います。
会場に入れるのは子どものみ。お買物も子どもが自分で好きに行うのです。
決まりごとは次の通りです。
出店料:300円(一部がグリーンベルト活動に寄付されます)
出店対象:小学3〜6年生
価格の上限:500円(カードゲームは300円)
売ってはいけないもの:たべもの、のみもの、モデルガン、壊れているもの、くじ引き、福袋
お店を出すときに用意するもの:床に敷くビニールシート、袋(お客さん用)、お金を入れるポーチやポシェット、お釣り、電卓、メモ帳とペン(売上記録用)
☆売る側も買う側も入場は子どものみ!(大人は柵の外から見学ができます)
☆出品商品は自分の持ち物または手作りのものから選びましょう
「お店屋さんごっこ」の延長として楽しみながらも、実際のお金の受け渡しが伴うことで、貴重な社会体験の場となります。
そして、商品を選んだり、作ったりするときは、お客さんの喜ぶ顔を想像しながら、売るための陳列やPOPの工夫、値段づけにも頭を使うでしょう。そのうえ、現場で商品を売るときは、値段交渉をしたり商品の使い方を説明したりすることでコミュニケーション能力が全開になり、最後に売上集計をすることでお金の扱い方を学びます。「自分のおもちゃを手放す寂しさ」「自分がいらないものでも、ほかの子が喜んでくれる嬉しさ」「お金を稼いだ達成感」など、さまざまな感情を体感した喜びは格別のようです。実際参加したことのある子どもたちは、帰り道にフリマのことを興奮して話してくれるそうのだそう。
また、お買い物する側も、予算の中でいかに自分の欲しいものを得るか考えます。