子育て情報『「泣いたって仕方ないでしょう」は子どもから自信を奪う。「自信を与える」3つの方法』

「泣いたって仕方ないでしょう」は子どもから自信を奪う。「自信を与える」3つの方法

でも、子どもの感情を否定するのはNGです。家庭教育の専門家である田宮由美氏によると、子どもの感情を否定したり、子どもの感情を受け止める前に「こうしたらよかったじゃない」と解決策を言ったりするのは、子どもの自己肯定感を下げてしまうそう。

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子どもに「正しい自信」をつけさせるコツ

何事にも果敢にチャレンジできる「自信」を子どもにつけさせるためには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。岡山県で「こどもみらい塾」の塾長を務める楠本佳子さんは、子どもは「正しい自信」を抱くことが大切だと言います。


「まず、『正しい自信』とは『自分は何でもできる!』といった自惚れ的なものとは違います。大人もそうですが、私が考える『自信』とは、やる前からムリだと思って諦めるのではなく、何事も失敗を恐れずに取り組む力がある、そういう姿勢でいられるということです。
そして、それでもしも失敗したり、100%思い通りの結果にならなかったりしても、次にどうすれば成功できるのか、少しでも完璧に近づけられるのかを考えて、常に挑戦する気持ちを持ち続けられるということが大事なんです」

(引用元:マナトピ|子どもに「正しい自信」をつける方法とは?12歳までに「自信ぐせ」をつけよう)

つまり、子どもに身につけさせたい「正しい自信」とは、「自分はやれば何だってできる!」という過度な自負ではなく、たとえ失敗したりうまくいかなかったりしても、イメージするゴールに向かって、前向きに取り組む心の強さといえるでしょう。


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自信をつけさせるには「ひとつずつ確かめる」「できたことを認める」「他人と比べない」

子どもに「正しい自信」をつけさせるためには、「自信を持ってやりなさい」と声をかけるだけでは十分とはいえません。これは、裏を返すと「自信がないとできない」と受け止められかねないからです。私たち親が子どもに自信をつけさせるために大切にしたいことは「ひとつずつ確かめる」「できたことを認める」「他人と比べない」の3つです。ここでは、「くり上がりのある筆算ができない」ケースを例にして考えてみましょう。

  • ひとつずつ確かめる
    まずはお子さんのことをよく知りましょう。「くり上がりのある筆算ができない」のは何が原因なのか、ひとつずつ探っていきます。このとき「どこがわからないの?」と聞くのはNG。いろいろな角度から子どもをよく観察して、1桁のくり上がり足し算はできるか、筆算の書き方や計算の仕方は理解できているか、計算途中でミスをしていないか、文章題から筆算の式が起こせるかなどを一緒に確認していきます。

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