夫婦の会話から子どもは〇〇〇を学ぶ。賢い子に育てるための“会話術”
夫「そうだね、それならできそうだね」
どちらか一方の意見に強引に従わせるのは、夫婦だからといって許されることではありません。前出の天野ひかりさんによると、夫婦の会話を聞くことによって、子どもは「多様な価値観を受け入れる力」を育むことができるそう。お父さんとお母さんは別々の人間であり、それぞれ異なる価値観を持ち、ぶつかり合ったり尊重し合ったりしながら一緒に暮らしている、ということが理解できれば、成長してからも多様な人間関係に対応できようになります。
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大人になってから必要とされる「社会的な能力」のなかで、最も重要なのは“コミュニケーション能力”です。子どもは、家族との関わり合いによって「人との付き合い方」の基礎を学んでいきます。お子さんの将来のためにも、良い影響を与えられるように、夫婦の会話にも注意を払っていきましょう。
(参考)
マイナビニュース|夫婦の会話時間、平日は“30分未満”が5割超ーその内容は?
PHPのびのび子育て 2019年12月号,PHP研究所.
All About|夫婦仲を良くして子どもの成績を上げる方法
Study Hacker こどもまなび☆ラボ|子どもを自立できる人間に育てるーー脳科学者が考える「理想の子育て」
天野ひかり 著・汐見稔幸 監修(2019),『賢い子を育てる夫婦の会話』,あさ出版.
NIKKEI STYLE|「言い方」を少し変えるだけで夫婦関係は改善
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