大好きな人に愛を伝えよう! お絵描きも工作も楽しめる「バレンタインカード」
【3】袋を貼るための台紙となる厚紙を、ハートや好きな形に切っていきます。そして、心を込めてお手紙を書きましょう。袋より一回り小さいお手紙を準備してくださいね。
【4】洗濯のりと絵の具を入れたジップ付き小袋を、セロハンテープで厚紙に貼ります。袋は3辺のみセロハンテープでとめて、ポケット状になるようにします。空いているところからお手紙を差し込みますよ。
【5】お手紙をポケットの中に入れて完成です!指でなぞると、お手紙の文字が透けて見えます。ドキドキワクワクの愛の告白ができそうですね。
「お絵描き、あまり好きじゃない……」という子の気持ち
長い間、子どもたちへアート指導をしているなかで、子どもたちの様子の変化に気を使い始めるのが年中さんくらいからでしょうか。(その子にもよりますが)年少さんは、クレヨン、のり、絵の具などあらゆる道具を使うことが新鮮で、どんな制作に対しても結果を恐れずに向き合う姿が見られます。
しかし、年中さんになってくると、「今は描きたくない」「折り紙、いやなの」など、制作に向き合う姿勢に個人差を感じるように。これは、年少さんのときよりも、他者の存在がより大きくなってきているからだと思います。
〇〇ちゃんは「上手だね」と褒められたのに、自分は「上手だね」と言われなかった。もしくは、「うちの子、ぬり絵が下手なのよね」なんていう、親の何気ない一言がきっかけで、苦手意識を持ってしまったなど、いろいろな要因があると思います。
作品に違いがあるのは、ごく自然なことです。ただ、その差を「個性」ととらえるか「甲乙」ととらえるかで、子どもたちの意識は変わってしまいます。
甲乙ではなく、個性としてポジティブにとらえられる言葉がけを日頃から意識してみてはいかがでしょうか。
たとえば、「上手だね」は抽象的で表面的な言葉なので、あまりおすすめはしません。それよりも、子どもたちの自信につながる、「私はあなたの作品の○○のところが好き」といった、「私は」から始まる「Iメッセージ」を心がけてみてください。逆に、「あの子は丁寧に塗っている」「もっとこうしたら」などの、他者との比較や、見栄えを気にする言葉がけは、子どもたちに「正解を求めている」のでやめたほうがいいでしょう。
「お絵描き、あんまり好きじゃない……」という子の苦手意識は、自由に描くことへの自信のなさというより、「何が正解かわからない」