3人に1人の子どもが「爪を噛んでいる」。原因と対処法、教えます。
ただし、教育コンサルタントの上野緑子さんは、ストレスや愛情不足のほかに、何のストレスもなく、ただ癖になっているだけの子どももいると述べています。子どもの爪噛み癖にはさまざまな原因が考えられ、一概には言えないのです。
子どもの心は非常に繊細であるため、大人からすれば些細な出来事や悩みが原因の場合もあります。原因を見つけるためには、子どもの心の声によく耳を傾けることが大切です。
爪噛みをやめさせる6つの方法
そんな爪噛み癖をやめさせるには、どんな方法があるのでしょうか。米国皮膚科学会(AAD)は、爪噛み癖をやめさせるための下記6つのヒントを発表しています。
①爪を短く切っておく。
②苦味のある専用マニキュアを塗る。
③つねにマニキュアで手入れをしておく。
④爪を噛む習慣を、ストレスボールを握るなど他の習慣に置き換える。
⑤ストレスや不安がないか爪を噛む原因を知る。
⑥噛む指を1本ずつ減らすなど、徐々にやめていく。
(引用元:ケータイ家庭の医学SP|爪を噛む癖を直す6つの秘策)
1. 爪を短く切っておく。
爪を切り、噛める面積を小さくするという方法です。親にできることは、定期的に子どもの爪の長さをチェックして切ってあげる、もしくは本人に切るよう声がけすること。比較的、気軽に取り組みやすい方法と言えます。
2. 苦味のある専用マニキュアを塗る。
「苦味のある専用マニキュア」とは、ネットショップなどで購入できる、爪を保護するために作られたマニキュアです。これを爪に塗ると、噛んだとき苦味を感じるため、噛みたい気持ちを抑えられることが期待できます。
3. つねにマニキュアで手入れをしておく。
爪噛み専用ではなく、一般のマニキュアやジェルネイルなどのことです。お金をかけてキレイな爪を保つことで、噛みたくなる気持ちを抑えられることが期待できます。しかし、小学校などで禁止されている場合もあるので、実行するには確認が必要です。
4. 爪を噛む習慣を、ストレスボールを握るなど他の習慣に置き換える
爪を噛む以外に自分の心がすっきりしたり、落ち着いたりする行為が他にあれば有効。
たとえば、「ストレスボール」というストレス発散専用グッズなどの使用が挙げられます。手を使うことで、指を口に持っていかないようにできるのがポイントです。
5. ストレスや不安がないか爪を噛む原因を知る
爪噛みの原因を探り、その状況を避けるという方法。