子育て情報『子どもの自己肯定感を上げる「甘えさせ」。親にたっぷり甘えた子ほど自立が早い!』

子どもの自己肯定感を上げる「甘えさせ」。親にたっぷり甘えた子ほど自立が早い!

は “大人の都合” によって引き起こされることが多い一方で、「甘えさせ」は “子ども発信” であるという違いがあります。子どもが求めてもいないのに甘やかすのは、単なる「甘やかし」です。

●子どもをたっぷり「甘えさせる」には?
幼児教室コペル代表の大坪信之さんは、「『安心』を与えることが『甘えさせる』ということ」だと述べています。ですので、「抱っこして〜」と寄ってきたらちゃんと抱き上げて、「ねえ、お母さん(お父さん)聞いて」と話しかけてきたら、別のことをしていても手を止めて、「なあに?」と子どものほうを向いて話を聞いてあげましょう。

しかし、忙しいときに限って子どもは甘えてくるもの。そこで「忙しいからあとでね」「(ほかのことをしながら)はいはい」と適当な対応をしていると、子どもは敏感に気づきます。どんなに忙しくても、1分だけでもしっかりと話を聞いてあげましょう。

「子どもの気持ちを理解し、スキンシップを図るなど心理的な要求を受け入れてあげて」と話すのは、保育士として長年保育業務に携わる市川由美子先生です。
たとえば、下の子が生まれてかまってもらえない寂しさから、面倒な要求をしてくるなどわがままが増えるケースもあるでしょう。

そのような行為は、自分のわがままをどこまで受け入れてくれるのか、愛情を確認しているからであり、決して親を困らせようとしているのではありません。市川先生は、「子どもの気持ちを理解し、叱らずに、抱っこしたりひざの上で一緒に遊んだりして、スキンシップをとりながら子どもとの時間をつくってあげて」と述べています。

また、前出の佐々木先生は、甘えさせるのが苦手な親御さんに対して、「食事で子どもの願いを叶えてあげるとよい」とアドバイスしています。たとえば、朝ごはんで食べる卵は目玉焼きがいいかゆで卵がいいか、子どもの要望を聞いてつくってあげるといいそう。

佐々木先生いわく、「毎日の食事というのは、生きていくうえで欠かせない重要な要素。そういう大事な場で、自分の願いが受け入れられることが、子どもの自信につながる」のだそうです。***
幼少期に親やまわりの大人に十分甘えてきた子は、思いやりのある人間に育ちます。
反対に、そのような経験が乏しいと、人に要求ばかりする人間になる傾向が強くなります。甘えることによって子どもは親の愛情を実感し、周囲の人にも愛情をもって接することができるようになるのですね。

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