子育て情報『「いるだけでクラスの雰囲気がよくなる子」はSQが高い。”10個の特徴” お子さんはいくつ当てはまる?』

「いるだけでクラスの雰囲気がよくなる子」はSQが高い。”10個の特徴” お子さんはいくつ当てはまる?

目次

・生き方の知能指数と呼ばれる「SQ」
・SQが高い子、10個の特徴
・子どもは親の鏡。子どものミラーニューロンを刺激せよ
・SQを育むためにできること4つ
「いるだけでクラスの雰囲気がよくなる子」はSQが高い。”10個の特徴” お子さんはいくつ当てはまる?

「頭がいい子と性格がいい子、どっちがいい?」

子どもの頃、テストの成績がよくなかったとき、筆者が母親によく言っていたそうです(笑)。子どもながらに「 “性格がいい” ほうがいいに違いない」と、確信していたのでしょう。「勉強ができるだけでは生きていけない」というのは、いまや常識。

今回は、人生をよりよく生きるための人間力の指標として注目され、認知されてきたSQ(社会的指数)について、ご説明します。

生き方の知能指数と呼ばれる「SQ」

頭がよい=IQ(知能指数)をご存じの方は多いでしょう。では、SQ(社会的指数)とは何を指すのでしょうか。その前に、IQ、そして感じる知性とも言われるEQを考えてみます。


IQ(Intelligence Quotient):知能指数
「考える知性」であり、いわゆる頭のよさ。IQが高いほど知能が高く、低いほど知能が低いとされている。EQ(Emotional Intelligence Quotinet):感情指数
「感じる知性」「心の知能指数」と言われている。自分の感情を認識してコントロールできる能力。
上記が、以前から注目を集めていたふたつの能力指数です。

次に、「社会的指数」と呼ばれるSQ(Social Intelligence Quontient)について。EQの進化形として登場した概念がSQです。EQ理論を日本に広めたとされる、アメリカの心理学者ダニエル・ゴールマンは、同調性・自己表現力・影響力・関心(気配り)などの社会的適応能力を測るものとして、これを発表しました。


SQは「生き方の知能指数」です。人は他人とのコミュニケーションなしには生きられません。「楽しいね」「困ったね」というさまざまな感情を、友だちと分かち合い、友だちの考え方や行動に心から同感できれば、人間関係はよりよいものとなるでしょう。また、自分の主張を相手が不快に感じないように伝えられる能力も、社会生活に欠かせない力のはず。もし、相手の気持ちを考えずに自分の意見だけを主張していたら……?友だちはきっと離れていってしまうでしょうね。

まわりの人たちとうまく関わることができるかどうかは、SQの高低によるのです。

sq高い子1

SQが高い子、10個の特徴

米国CTI認定プロフェッショナルコーチであり、子育て支援活動を行なうUmehana Relations代表の松原美里氏によると、SQは「人と上手に関わりながら社会で生きていくための大切な筋肉」

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