子育て情報『「地頭がいい子」の特徴5つ。「頭がいい子」との決定的な違いとは?』

「地頭がいい子」の特徴5つ。「頭がいい子」との決定的な違いとは?

「親が『子どもを伸ばすためにいい環境を整えよう』と、意識しているのといないのとでは大きな違いが出てくる」と親野氏が述べるように、知的好奇心を育む環境づくりで最も効果的なのは、 “本物体験” を与えてあげること。虫や草花に興味があるのなら、野山など自然に囲まれた場所へ連れて行ったり、遠出するのが難しければ、ベランダで植物や野菜を育てたりするなど、とにかく「本物に触れる機会」を用意してあげましょう。

親野氏によると、「一度でも本物体験をすると、『知識の杭(くい)』ができる」のだそう。たとえば、子どもが魚に興味をもち始めたとき、水族館へ連れて行ったり、スーパーの鮮魚コーナーで一緒に買い物をしたり、図鑑や動画などで魚の姿を眺めたりすることで、記憶や心に「魚」という杭ができます。すると、生活のなかで目や耳にする魚に関する情報が自然に引っかかるようになり、知識がどんどん蓄積されていきます。地頭がいい子は、この「知識の杭」がたくさんあるのです。

地頭がいい子の特徴04


地頭がいい子の特徴4:努力ができる

「『地頭がいい』と思うのは、愚直にひとつのことを続けられ、成功するまで諦めずに何度でもトライできる人間」と話すのは、遺伝についての著書を数多く出している、東京大学名誉教授の石浦章一氏です。石浦氏は、多くの東大生を見ていくなかで、「ほとんどの学生の遺伝子や脳の機能は平均的」としながらも、「そのなかで優秀になれるかどうかは、結局『努力できるかどうか』」だと気づいたと言います。


教科書には出てこない、地頭が試されるような問題に直面したとき、最適な答えを導き出せるかどうかは「応用力」にかかっています。それまでの自分の知識や経験を総動員して、「これとこれを組み合わせたらどうだろう」「このケースではこの結果が出るから、違う方法を試してみよう」というように、身につけた知識を判断材料にして有効に活用できる人こそが、「地頭のいい人」なのだそう。その応用力を発揮するには、豊富な知識が必要不可欠なのです。

たくさんの知識を得るためには、飽きずにコツコツ学ぶ姿勢が求められます。その努力ができれば、地頭は飛躍的に鍛えられるでしょう。親は「もっと頑張りなさい!」と努力を強要するのではなく、「1週間前よりも進んだね」「前回よりも上手にできるようになったね」と言うべきだと石浦氏は強調します。子どもには、「一生懸命に頑張ってやれば成果がある」

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