子どもの癇癪には、おもに2つのパターンがあります。ひとつは、大きな声を上げながら泣き叫ぶパターン。そしてもうひとつは、物を投げる(物に当たる)パターンです。
ママにとってはどちらも困ったものだけど、投げた物が誰かに当たってケガをしてしまう可能性があるから、後者のほうが厄介といえば厄介…。また、物を投げるというのは、癇癪を起した時だけに限らないこともあり、悩んでいるママも少なくないのでは?
今回は、先輩ママたちが、どうやって対処してきたのかを調べました。
投げた物は有無を言わさず没収
遊んでいる最中にできないことやイヤなことがあり、手に持っているおもちゃを投げるというのが、“あるある”ですよね。
そんな時、投げたおもちゃを没収するというママは多い様子。もちろん、事前に注意したうえでの行動ではありますが、それでもやめない場合は「どんなにお気に入りのおもちゃでも取り上げる」という厳しいルールを設ける家庭は意外と多いよう。
また、おもちゃは安いものばかりではないし、人にもらった大切なものもあるから、なかなか出来ることではないかもしれませんが、子どもが投げたおもちゃをママが拾い、それを思いっきり投げつけて壊すというママも…。ちょっとトラウマになりそうですが、物を投げることはそれだけ危ない行為なのだということを理解させるために、心を鬼にする必要があるとの想いからの行動のようです。
口でだけで注意しない
何かいけないことをしている時、口だけで注意してもなかなか言うことを聞いてくれないものですよね。そんな時は、きちんと子どものそばに行き、手を握ってやめさせるというのもひとつの方法だとか。
もちろん、手が離せない時もあるし、長期戦になるかもしれません。しかし諦めずに何度も注意をし、投げてもいい物(ボールなど)とそうでない物の区別がつくまで導いてあげる。子どもが成長するにつれて、だんだんと理解できるようになるので、それまではママも我慢が必要ということかもしれませんね。
物を投げてもいい場所で発散!
最近では、ボールプールがあるキッズスペースも増え、家庭用のボールプールも以前よりは手軽に手に入れられるようになりました。
また、子ども用のプールにゴムボールを入れれば自作も出来ますよね。なかには、ボールプールは埋もれて遊ぶものと考えるママもいますが、ボールを投げることも想定されているため、こうした機会に思いっきりボールを投げさせて“物を投げたい欲求”を発散させるという意見も散見されました。