歯科衛生士が伝授! 風邪やインフルエンザ予防に効果的な歯磨きのコツ
こんにちは、歯科衛生士の鈴木ハナコです。今日もワンオペ育児がんばってます!同志のみなさまいかがお過ごしですか?
ワンオペ育児で交代要員がいないと、子どもの不調もさることながら自分自身の体調にも悩まされますよね。
中でも一番避けたいのはインフルエンザ!実は私も、予防接種をしていたにも関わらずかかりまして、大変な目に遭いました。
今回は手洗いうがいなどの基本的な病気予防に加えて気軽にできる予防法を紹介します。
●普段の予防法に一工夫、インフルエンザは歯磨きで予防する!
手洗いうがいが基本のインフルエンザ予防ですが、流行期にはさらに一工夫していつもより丁寧に歯磨きをしましょう。
口の中にはインフルエンザのような悪質なウイルスが体内に入るのを手助けする細菌がたくさんいるので、口の中の清潔を保つことは風邪やインフルエンザにきちんと対抗できる体づくりの一助 になると言えそうです。
日々育児に追われ無理をしがちなママは免疫力も弱りがち。手洗いうがいに加えて歯磨きに力を入れるだけなら簡単にトライできますよ。
『インフルエンザや風邪の予防には朝の歯磨きが大切です。夜のうちに増えた細菌を一掃してしまいましょう。舌ブラシという舌を磨くのに適したブラシを使うのもいいですよ』(東京都/20代女性/歯科衛生士)
●効果的な歯磨き方法
歯磨きはインフルエンザ予防に効果がありますが、テキトーに磨いているだけでは効果が薄れてしまいます。コツは細かく小刻みに!
鉛筆を握るように持った歯ブラシを細かく小刻みに動かしながら一歯ずつ磨いていくのがベスト 。
歯ブラシの他にもフロスなどを使うとより高い清掃効果が得られます。
『自分自身の歯磨きを見つめ直す機会はそうそうあるものではありませんよね。ご自身が歯科検診を受けられる際には、歯科衛生士に気軽に歯磨きの相談もしてみてください。最近では妊娠時の歯科検診で歯磨き指導を受けられる方もいて、ママたちの歯への意識の高さに感心します』(東京都/30代女性/歯科衛生士)
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風邪やインフルエンザなどの流行を歯磨きで阻止しようという動きは、集団生活を余儀なくされる避難所での暮らしなどでも試みられており、実際に被災地支援として歯ブラシを送ったり配ったりする歯科関係者の姿も多く見られました。
忙しいママでも普段の歯磨きにちょっぴり力を入れるだけ!という予防法なら、簡単にトライできそうですね。ぜひお試しください。
●監修・文/歯科衛生士・鈴木ハナコ
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)