保活ママ必見! 横浜の一般家庭をモデルにした保育料の試算&比較
モデルケースとなっているAさんの家庭も、その程度の出費は覚悟しておいたほうがよさそうです。
●(3)横浜保育室
さて、横浜市にはそれ以外にも保育施設の選択肢があります。 “横浜保育室”もそのひとつ。
これは、市が独自に設けた基準を満たした少規模保育施設です。通うことができるのは、0歳から3歳未満の低年齢児のみ。
保育料は各保育所が自由に設定できますが、上限額は58,100円と認可保育園と同レベル。これを越えて徴収されることはありません。
というわけでAさんがこちらに入園した場合、保育料は最大で【58,100円】 となります。
横浜保育室では、兄弟割引や低所得世帯への軽減制度もあります。 全施設で施設内調理の給食が実施されており、開所時間は原則7:30~18:30。さらには延長保育もあるという認可さながらの手厚さです。
ただし預けられるのは2歳児クラスまで。その後、ふたたび保活をする必要がある点には注意しましょう。
横浜市では認可外保育施設に通わせるときの補助金を設けていませんが、そのかわりにこの制度を取っているようです。
各自治体で、認可園に入園できなかった場合の補助制度が設定されていることがありますので、必ずチェックしておきましょうね。
●(4)家庭保育福祉員
「保育ママ」と呼ばれることもあるこの制度。
保育士、看護師及び幼稚園教諭の資格や家庭的保育事業の経験があり、認定を受けた人が、基本的に自宅で3名程度の子を預かるというシステムです。
保育時間は原則 8:30~16:30で、受入れ年齢は産休明けから3歳未満までの低年齢が対象。
保育料は認可保育所に準じて世帯の所得税額に応じて決められています。そのため、Aさんの場合は認可園と同額の【44,500円】が保育料になりますね。
ただし、希望しているよりも保育時間は短め。足りない分をファミサポやシッターに依頼するとしたら、+αの出費が必要 です。
また、給食はなく、食事は各家庭からの持ち込みがメイン。ミルクやおやつなどの出費も考えなければなりません。
●(5)まとめ
さいごに、もういちどそれぞれの保育施設ごとに保育料を並べておきましょう。
・認可保育園:44,500円
・認可外保育施設:70,000円〜100,000円程度
・横浜保育室:58,100円(最高額)
・家庭保育福祉員:44,500円+ファミサポ・シッター代、食事代
比べてみるとやはり、最も安いのは認可保育園。