子育て情報『家を持って一人前? 親世代の“持ち家神話”を信じると危険なワケ』

家を持って一人前? 親世代の“持ち家神話”を信じると危険なワケ

家を持って一人前? 親世代の“持ち家神話”を信じると危険なワケ

こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。

ご相談にいらっしゃる30代以上の方には、よほどのことがない限り実家を出て一人暮らしをするようにと言っております。

「家から通えるし」と1時間以上かけて通勤するよりも、会社の側に家を借りた方が体も楽です。

もちろん、それですんなり一人暮らしをする方もいれば、親から「お父さんはずっと通っていたわよ」と言われてまた親の言うことを聞き、実家を出ないでズルズル過ごす方も。

●「家を持って一人前」なのは昔のこと

60〜70歳の方が30歳前後だった80年代はバブル。その世代は80%が持ち家でした。「家を持って一人前」と言われたそうです。


給料も年々上がる時代ですし、高い買い物ですが地価も上がっているため、後に売ることができるのであれば財産だったのでしょう。

通勤が長かろうが駅から歩こうが、郊外に家を持つ人が多かったとか。

初めて一人暮らしをした方がよく言うのが、「やったら簡単だし楽だった。なんであんなに遠くから通っていたのだろう 」「ワンルームは掃除も楽」というもの。

ご相談者の中には、「独身だけど家を持っている男性に出会った」という方も多いです。

不動産に詳しい方が、いつでも売れる街に価値の下がらないマンションを買っているわけではなく、「なぜその街に?」と思うようなところに家を買っちゃった男性も。

家を持ってる方が結婚しやすいと思ったのだろうか?

女性も仕事をするのが当たり前の時代なんだから、家がある方がパートナー選びは不自由 なのに。

「毎月家賃を払うのがもったいない。
同じ額払うなら家の返済ローンの方がいいよ」「男なら家を持って一人前。結婚したいならまず家を」と簡単に家を買わないように。

そして、今ある家がはたして財産なのか疑ってみましょう。

●持ち家が負の遺産になることも

個人的な話ですが、祖父が1人で住んでいた家が田舎にあります。

祖父が亡くなり父が相続しましたが、誰も住まないのに管理にお金と手間がかかり、売りたくても町が空き家だらけで買い手がつかないのです。

過疎化&高齢化しているわりに、国道に近いがため不動産価格が周辺より高くて相続税も発生。

いらない家を受け取るのに、お金が出ていく のですよ!解体費用の見積もりを見てびっくり。

「家は財産」と思考停止の高齢者に主導権を持たせていては危険です。

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