成功に必要不可欠!? 子どものやり抜く力“グリット”を育てるコツ
皆さんこんにちは。ママライターのあしださきです。
この地球上には多くの人々が暮らしています。この日本から広い世界を想像してみると、人々がどんな日々を営み、どのように暮らしているのか、その違いはとても興味深いものがあります。
しかし、どんな国でも変わらずに行われていることもあると思います。
“子どもを産み育てる”ということもそのひとつ。どんな国でも親たちはわが子を思い、少しでも子の可能性を伸ばしてあげたいと願うものではないでしょうか。
その意味において「子どもの能力をいかに伸ばすか」には、各国の関心は非常に高いと言えるでしょう。
●米教育省が“最重要課題”と位置づけるグリット
近年アメリカにおいて子どもの教育に関わる新しい『グリット(GRIT)』という言葉が注目を集めています。
米教育省が「最重要課題」とまでに位置づけた、才能やIQといったこれまでの考え方に基づく指標とは全く異なる“グリット”という重要な資質が存在するという研究を発表した女性がいます。ご存知でしょうか?
ペンシルベニア大学心理学部のアンジェラ・リー・ダックワース教授は『成功の心理学』の研究をする過程において“グリット”の存在を突き止め、人生において成功するのに最も必要な資質 である“グリット=やり抜く力”をどのように育てていくかを提唱しました。
人生の成功者に共通する資質が“グリット”だとしたら……?
しかも、“グリット”はもともと(生まれつき)備わっているものではなく、“努力”によって自分の中に育んでいくこともできるとしたら……?
あなたは親として、自分の子どもの“グリット”を育てる術を持ちたいと願うでしょう。
そこで今回は、ダックワース教授の研究に基づき、またその著書『やり抜く力GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』からわが子に素晴らしい人生を歩んでもらいたいと願うすべての皆さんのために、いくつかのコツをご紹介していきたいと思います。
●勤勉さを努力によって身に付ける
難しいことに継続的に取り組んだグループとそうでないグループに分けた実験において、前者のほうがより勤勉な姿勢を身につけていたという結果を得た、ヒューストン大学の心理学者ロバート・アイゼンバーガー。そこで、“努力”に対しては“報酬”が得られるということも関連付けて覚えさせ、頑張ったらご褒美があるという動機付け で「手を抜かない」