いくら貯めても不安!? “貯金地獄”にハマりやすい女性の特徴と解決策
でも、どうしても不安で、心の底から信用することができない 。結局残業して、ボロボロになるまで働いちゃうんです。お金は貯まっていきますが、この不安に終わりはないのかと思うとすごくシンドイです』(33歳女性/会社員/貯金額1,200万円)
なるほど、ここまでくると確かに“地獄”の様相です。やめたいのにやめられない、いつまでも追い詰められている感じは本当につらそうですね。
●貯金地獄にハマりがちな女子の共通点
インタビューをしていくと、「貯金地獄女子」たちの共通点に気づくことができました。
●将来への漠然とした強い不安がある
彼女らは揃って、将来への強い不安を口にしていました。しかし、しっかりした将来設計や明確な貯金の目的があるか、目標額や必要額を正しく理解しているかといわれたら、決してそうではなさそうです。
冒頭の28歳女性はまさにその典型。
目にするニュースや情報をすべて真に受けているだけで、現実問題としていくら必要なのか個人的な試算は一度もしたことがない と述べていました。
貯金女子たちの不安は、無根拠で漠然としたもの。だからこそ、得体の知れない敵と永遠に戦っているかのように貯金をし続けてしまうのでしょう。
●他人を信用できないかたくなさがある
仮に稼ぎのいい男性と結婚できても、彼女らの苦悩は続きます。もし夫が働けなくなったら、もし先立たれたら……そんなことを考えると、みすみす夫の収入だけに頼ることができないのです。
最後に信じられるものは自分とお金だけ。そんな思いも、どこかにあるのかもしれません。そのような日々は、とてもつらいものです。
●地獄を脱するためには、客観的な分析が必要
もともとは不自由の少ない、楽しい老後を過ごすためにしているはずの貯金です。貯め込むことに注力しすぎて、不安な気持ちに陥ってしまうのは本末転倒ともいえます。彼女らが貯金地獄から脱するためには、一体どうしたらいいのでしょうか。
何よりも必要なのは、客観的な分析 です。
自分の思い描く老後を迎えるためには、実際にいくら必要になるのか。専門知識のあるファイナンシャルプランナーなどに試算を依頼するといいでしょう。身近にファイナンシャルプランナーがいなくても大丈夫。日本FP協会のホームページから、自分の条件にあった人を探すことができます。
無料相談会も実施されているので、一度足を運んでもいいですね。