格安ツアーに気をつけて! 安全な旅行代理店を見分けるポイント
行楽シーズンがやってきました。皆さん、旅行の予定はありますか?
おトクに旅を楽しみたいとき、頼りになるのが旅行代理店です。ネット上は格安旅行代理店の情報であふれており、中には衝撃的な安さで販売されているツアーもありますね。
しかし、ここで気になるのが先日起きた『てるみくらぶ 』の倒産問題です。
帰りの飛行機が取れないため、旅行者は行き先から自力で戻ってこいという衝撃的な発表には、旅行愛好家ならずとも驚いてしまったはず。
安いだけの代理店は危険。では、どの点に着目して選べばいいのでしょうか?今回は、安心できるツアー会社の選び方を解説していきます。
●(1)国土交通大臣または各都道府県知事の認可があるか
格安ツアー会社を見つけたら、まず最初に調べるべきはこれ。
国土交通大臣または各都道府県の認可 を得ているかどうかです。
近ごろ、旅行業の登録を受けていない“無登録業者”により旅行代金を騙し取られるというケースが発生しています。
また、格安ツアーの中には外国の旅行会社もあります。これらと契約した場合、日本の法律に基づく保護を受けることができません。
日本語のホームページを作っているので、一見分かりにくいのがネック。事業所の住所などはきちんと確認しておきましょう。
登録済みの旅行会社なら、万が一のときも安心。支払後に会社が倒産しても、保証金を受け取ることができます。
パンフレットやホームページの会社概要または旅行条件等に「国土交通大臣登録旅行業第○○号」や「△△知事登録旅行業第○○号」と記載があります。
また、観光庁や各自治体のHPでも確認することができます。
●(2)JATA(日本旅行業協会)、ANTA(全国旅行業協会)の正会員か
JATA、ANTAはともに旅行代理店の業界団体。トラブルが生じた際に「旅行会社への指導」や「消費者相談窓口」にもなってくれる心強い存在です。
JATAは年会費が高額なため、比較的大手の代理店が登録しています。一方のANTAは中規模、小規模の代理店が多くなっています。
これらに加盟している旅行会社は、ホームページやパンフレットの社名欄に「JATA正会員」 などと記載されています。
まれに「協力会員」や「賛助会員」となっているところもありますが、「正会員」でない限り旅行者に対するメリットはありません。
そこまで細かく見ておきましょうね。