光りやすい条件は? “ほたる”が見られる時期と鑑賞スポットの探し方
筆者の経験から言っても、確かにそうでした。風が強い日や雨降りの日は適していません。涼しい日もあまり出てこないようです。
蒸し暑くて、風がたまに吹くくらいが最高です。風が吹くとその風の刺激でなのか、ほたるが一斉に光ったり、止まっている草が揺れたりして、それはそれは美しいです。
●ほたるの鑑賞スポットを探す方法は?
どんなところでほたるが見られるのでしょうか?まず一番行きやすいのは各地の公園で行われている「ほたる鑑賞イベント」です。
インターネットで検索するとさまざまな公園で行われているイベント情報を入手できます。ほたるをどこに見に行けば良いかわからない、という方にはおすすめです。
有料にはなりますが、駐車場も完備されていたり、トイレなどの問題もないので安心ですね。
また、旅行会社が主催する「ほたる鑑賞ツアー」に参加するという方法もあります。こちらはホテルや旅館に宿泊するコースとほたる鑑賞と夕食のセットコースなどがあります。
一番身近なのは、近所のほたる発生ポイントに出向く方法です。
地元に有名スポットがある場合は、季節になると地元新聞に「ほたるが見ごろ」といった記事が掲載されるようなこともあります。
小川の岸辺や田んぼの水路脇の草むら などが多いですね。近所に水場があれば、畑や公園などの草が多い場所に飛んでくることもあります。
ただし、こちらの場合は駐車場が近くにない場合もありますので、路上駐車や迷惑駐車をしないように気を付けてください。
また、うっかり私有地に入ってしまうことのないようにしましょう。
ほたるは生き物ですから、大きな声で騒いだり、光で照らしたりすると警戒して光らなくなります 。静かにマナーを守って鑑賞してくださいね。
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いかがでしょうか?ほたるが見られるのもほんの一時期だけです。だからこそ見られたときの感激はひとしおですよね。
筆者の実家の庭にはほたるがよく迷いこんできていました。そっと掌で囲ってジャムの瓶に草と一緒に入れて、霧吹きで水分を与えて、瓶の口をガーゼで覆います。そして、一晩枕元でほたるが光るのを楽しんだものでした。
次の日の朝には、いた場所にそっと帰してあげました。そんな子どものころの思い出は今でもはっきり覚えていますよ。ぜひ多くのお子さんにほたるの輝きを直に見てもらいたいなと思います。
【参考リンク】
・ほたるの初見日の等期日線図 | 気象庁(PDF)