臨床心理士が教える! “ママ友ランチ”の上手な断り方3ステップ
ママ友ランチを断りたくなってしまうことって、誰にでもありますよね。
理由があって本当に無理なときはともかく、「何となく気が乗らない」「あまり親しくないグループだし……」ということも実際はよくあります。
行きたくないということをサバサバ伝えられればいいのでしょうが、そうもいかないのが女の世界。
後腐れなく、嫌味なく、それでいて明確に断るためにはどうしたらいいのか、私自身もひとりのママとしてかなり悩んだものです。
そんなとき、都内にオフィスを構える臨床心理士のN先生から、とっておきの断り方を教えてもらいました。
それは『YES,BUT法』 と言われる心理テクの応用ともいえるもの。今回は、ママ友ランチを断るときに使える3つのステップをご披露しましょう!
●(1)誘ってもらったお礼を言おう!
嬉しくない誘いをうけてしまうと、断るための口実で頭が一杯になってしまいがち。
でも、のっけからお断りしてしまうのはマナー違反です。
相手の心象も非常に悪くなってしまいます。
N先生いわく、何よりも最初に伝えるべきは“お礼の言葉”だそうです。
『まずはお礼を述べて 、相手をちょっとだけいい気持ちにさせてあげましょう。できるだけストレートな言葉で、ほんの少し大げさに伝えると効果的です』(50代女性/臨床心理士)
ここは、『YES,BUT法』でいうところの「YES」の部分。自分の主張の前に、相手の思いをまず受け止めるというステップですね。
イザというときにサッと感謝の言葉が出せるように、いくつかのフレーズを頭のなかにストックしておくとよさそうです。
すぐに使えるフレーズとしては
・「お誘いありがとう!」
・「声をかけてもらえて、とっても嬉しい」
・「楽しそうな会だね」
などがありますね。
また、身近な人に「ありがとう」を伝える習慣をつけておくのも大事なこと。
子どもや家族、仲のいい友人などには、小さなことでもお礼を述べるようにしておきたいものですね。
●(2)「クッション言葉」+「行けない理由」を述べよう!
「YES」のステップがおわったら、次はいよいよ「BUT」のステップに入ります。
ただしここでも、焦らないことが大事。N先生は、次のような言葉でワンクッション置くことを勧めていました。・残念だけど
・せっかくなんだけど
・すごく行きたいところなんだけど
確かに、これらの言葉を挟むと、より柔らかく丁寧な印象になりますよね。