家がゴミ屋敷状態に!? 30代のセルフネグレクト体験談と予防する方法
世の中を恨む気持ちからだんだん生きる気力がなくなっていき、自分の身の回りのことを一切やらないようになりました。
お風呂にも入らなかったし、汚い話排泄をペットボトルでしたこともありました。そんな折、肺炎を発症し、あまりのツラさにはじめて両親に助けを求めました。
両親はすぐに私を病院へ連れていき、その間に部屋を掃除してくれました。入院中に母親が泣きながら「立ち直ってほしい 」と懇願してきたことがきっかけでアルバイトをはじめ、今では親元から離れて生活しています。
あのころは自分がセルフネグレクトだという自覚がなく、その生活が普通だと思っていました。今考えたらゾッとしますけど』(39歳男性/通信)
●セルフネグレクトを予防するには
誰でもセルフネグレクトになる可能性があるということはすでにお伝えしました。
それでは、セルフネグレクトに陥ってしまったとき、どのように対処をすればいいのでしょうか。
セルフネグレクトの予防に効果的だとされているのは、“他者との交流 ”だと言われています。
セルフネグレクトになる人の多くは他者との交流が少なく、孤立している傾向にあるとされています。
そのため、日頃から家に人を招くといった工夫が必要です。また、日頃から歯磨きや入浴を面倒くさがったり、ゴミを放置しがちだったりする人はセルフネグレクト予備軍だと言われています。
どんなに面倒でも、「明日やればいいか」と諦めずに“今日”やるようにしましょう。そうした積み重ねがセルフネグレクトを予防する近道となるかもしれません。
【参考リンク】
・セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査 | 内閣府 経済社会総合研究所(PDF)(http://www.esri.go.jp/jp/archive/hou/hou060/hou60_03.pdf)
●文/パピマミ編集部
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)