“読みメン”になろう! パパが子どもに読み聞かせをするメリット2つ
また、清水克彦さんは著書『頭のいい子が育つパパの習慣』の中で、『父親が読み聞かせれば、母親が読み聞かせる3倍の効果がある』と述べています。
そして、父親の読み聞かせが効果的な理由の1つに、“父親が仕事で疲れて帰宅していることを理解しているので、そんな父親が読み聞かせをしてくれたことに(子どもが)自分への強い愛情を感じること ”をあげています。
このように、たとえ子どもと接する時間は少なくても、親子で絵本を楽しむことで絆を深めることができると思います。
●(2)1つの絵本をさまざまな観点から捉えることができる
“子どもが父親と母親に求めることには違いがある”とする主張もあります。
たとえば、父親に抱きかかえられた子どもは心拍数と呼吸数が“増加”し、母親に抱きあげられた子どもは心拍数と呼吸数が“減少”するというデータもあります。
この現象を、読み聞かせの状況にあてはめて考えると、同じ本を読む場合でも、パパが読む場合とママが読む場合では子どもの捉え方に違いがみられる可能性があります。
特に、『三びきのやぎのがらがらどん』や、『めっきらもっきらどおんどん』などの迫力のある絵本は、パパが読むことで臨場感が増し、子どものドキドキ、ワクワクをより一層引き出すことができる と思います(興奮しすぎると眠れなくなってしまいますので、読む時間帯には十分注意をしましょう:笑)。
また、お子さんにとっては、絵本に対するパパとママの着眼点(例:強調する部分・説明の仕方)の違いも興味深いところだと思います。
わが家の場合も、私が読む場合と主人が読む場合では、ストーリーに対する説明の仕方がだいぶ違います。そのことによって、子どもたちは新たな視点に気づくことができ、絵本を何倍も楽しんでいるようにみえます。
このように、パパが読み聞かせに参加することで、1つのストーリーに対してさまざまな観点からみる力や表現力、そして想像力などを育むことが期待できるのではないでしょうか。
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いかがでしたか?今回はパパの読み聞かせから得られる2つのメリットをご紹介しました。
読み聞かせは“心の栄養”ともいわれます。お子さんの心にたくさんの栄養を注いでいきましょう!【参考文献】
・『頭のいい子が育つパパの習慣』清水克彦・著
・岩田英作・マユーあき・岡本千佳子・尾崎智子・内田絢子(2016)