こんなハズじゃなかった!? 物件をリノベーションするメリットデメリット
一戸建てを買うのがステータスとなっていた時代は過ぎ、最近では中古物件をリノベーションする人が増えています。
壊れた部分や老朽化しているところを直すリフォームと違い、既存の物件にプラスの価値を生み出すために行われるリノベーションは、より住む人の希望に沿った形を実現することが可能です。
しかし、よく知らないまま進めてしまうと思わぬデメリットに悩まされることも。
今回は、物件のリノベーションをする際に知っておきたいメリットとデメリットをご紹介します。
●リノベーションのメリット
●(1)好みの部屋にできる
『完全に自分の理想通りの部屋を探すのって難しいですよね。ここは良いけどあそこがダメとか。それなら全部をリノベーションして完璧な家にする方が絶対に満足度の高いものになると思います。大きな買い物ですし、少しも妥協したくないですからね』(40代女性/事務)
既存の新築物件では、万人受けするようなデザインの部屋になっていることが多く、デザイン性の高いものは少ない傾向にあります。
しかし、こだわりが強ければそれでは満足できないということも多いはず。
そんなときにリノベーションすれば、間取りからインテリアなど、あらゆる面で希望に近づける ことができます。
また立地についても、新築マンションを探すより中古物件を探す方が数が多く、希望のエリアに住めるということもあるでしょう。
●(2)新築より費用が抑えられる
『住むところにはこだわりが強い夫婦だったため、お互いの希望をすべて叶えようとすると新築には手が届きませんでした。リノベーションなら費用が抑えられるし、満足できる住空間が手に入ると思います』(30代女性/販売)
新築物件とリノベーションを比較すると、同じ条件の場合、2〜3割ほど安く、時には5割ほど安く購入できることもあります。
「新築じゃないとイヤ」という人もいるかと思いますが、リノベーションで費用を抑えることで家具などにお金をかけて贅沢な住空間にする ことも可能です。
●(3)資産価値のアップ
『空き家になっていた物件があったのですが、おしゃれにリノベーションしたことで買い手がつきました。放置していたらどんどん資産価値は下がっていくだけですからね』(50代男性/不動産)
これは住む人ではなく、物件の持ち主側のメリットです。
リノベーションすることで付加価値があがり、賃貸であれば家賃のアップ が期待できたり、売る場合にも売却価格のアップが見込めたりするでしょう。