内心ウンザリしてる!? 祖父母を“孫ブルー”にさせた人の体験談と対処法
「孫と触れ合えてうれしいはず」……このような気持ちで子どもを両親・義両親に預ける人は少なくないと思います。
しかし、人によっては孫の世話よりも自分たちの生活を優先したいという人も当然存在することを忘れてはいけません。
それに気づかずに協力を仰ぎ続けることで、両親・義両親を“孫ブルー”に追い込んでしまうこともあるようです。
●(2)「おばあちゃん」に傷ついていた義母
『言われるまで気づけなかった自分が情けないですが、義母はずっと「おばあちゃん」と呼ばれることに抵抗があった そうです。それも当然で、孫が生まれたとき義母はまだ40代。私自身もあの年でおばあちゃんと呼ばれることには耐えられないと思います。子どもが1歳になったころに打ち明けてくれて、今では可愛らしいあだ名で呼んでいます』(27歳女性/飲食)
自分の子どもが比較的若い年齢で孫を産んだ場合、40代でも「おばあちゃん」になり得ます。呼び方としては間違っていませんが、女性として40代なのに「おばあちゃん」と呼ばれるのはやはり抵抗があるものです。
また、40代に限らずいくつになっても「おばあちゃん」と呼ばれることを悲しむ人もいます。呼び名については事前に希望のものを聞いておくようにしましょう。
●(3)金銭的負担を強いていた
『孫のためだからとランドセルや勉強机、ゲームなどを買い与えてくれた両親。感謝しつつも心の中で「当然」という気持ちがどこかにあったんだと思います。毎週うちへ来てもらうための交通費や孫に買ってあげるオモチャなどの代金について一度も「ありがとう」と感謝したりお金を返したりしませんでした。最初のうちは我慢していた両親も、「親に頼りすぎている」 と怒ってあまり来てくれなくなりました。そのとき、はじめて孫に使うお金のために自分たちの食費を削っていたことも知りました。実の両親とはいえ、甘えすぎていたと思います』(41歳女性/不動産)
ランドセルや勉強机などの学習用具やオモチャ、お菓子など祖父母世代が孫に消費するお金は決して少なくありません。
とくに定年退職して年金で暮らしている場合は家計へのダメージが大きく、孫のために普段の生活から節約をしているという人もいます。最近では孫にお金を使いすぎて老後に破産してしまう“孫破産”という言葉も話題となりました。
実の親だからと油断していると、いずれ関係がギクシャクしてしまいます。