面倒みなきゃダメ? “義母の介護”に対するヨメたちの本音
いつの時代も嫁姑問題は消えてなくならないものですが、晩婚化が進む現代で、お嫁さんたちがそう遠くない未来に悩まされる大きな問題の一つが、義両親の介護問題です。
元気なときに姑からいじめられたりひどい態度をとられたりしていたのに、年をとって動けなくなった途端、嫁が姑の介護要員にされ、さらに苦労するという話もよく聞きます。
中には、義母の介護で疲れきっているにも関わらず手伝ってくれない夫に嫌気がさし、離婚に至ってしまう夫婦もいるようです。
女性のためのコミュニティサイト『ガールズちゃんねる』にも、「義母の介護どう思いますか?」というトピックスが立ち、盛り上がりを見せています。
●「義母の介護は施設に任せる」という人が圧倒的多数! でも問題が……
トピ主さんは今、脳梗塞で倒れた旦那さんのお母さんの面倒をヘルパーさんに見てもらっているそうですが、旦那さんが長男ということもあり、いずれは自分が面倒を見なければならないだろうといいます。また、義母の介護をするためには仕事も辞めないといけなくなるそう。
そこでトピ主さんは、「義母が倒れた場合に介護しようと思いますか?」と女性たちに問いかけています。
この問いに対し、
『施設に入ってもらう(義母の貯金などで)』
『介護しませんよ。
仕事しなきゃ生活もあるし』
『関係ない。知らない。いじめられた相手を介護するほど私は善人じゃない』
『よくしてもらってたなら少しは手伝うかもしれないけど、自分がメインで世話とか絶対に無理』
『見たくないので離婚すると決めてます』
『施設に入れちゃう。24時間365日考えただけで無理』
『仕事辞めて介護するくらいならバリバリ働いて施設費用に当てた方がマシ』
『絶対いや!施設に入れるよ。自分たちの人生を義母のせいで苦痛にしたくない』
など、「介護するつもりはない」とする声が圧倒的多数でした。
また、多くの人が「施設に入ってもらう」という意見でしたが、住んでいる地域によってはなかなか施設に入れず待機している人、いわゆる“待機老人”が多いのが現状です。
高齢者が増えているにも関わらず、老人ホームや介護スタッフが足りていない状況だといいます。
そうなると、やはり現実的にはヘルパーさんを頼んだり、夫婦で介護を行ったりすることになるのかもしれません。
●介護で離職するのは8割が女性
なお、総務省統計局が発表している『平成24年就業構造基本調査』によると、平成19年10月~24年9月の5年間で介護・看護を理由に前職を離職した人の割合は48万7000人だといいます。