日本であの味が楽しめる?日本製ベトナムバインミーの作り方
そこで、目をつけたのがアサリ。
材料は、「バゲット・アサリ・メカブ・大葉・ライム・ナンプラー」。アサリは、ゆがいた状態で売られているむき身のものを使ってメインの具にします。ただ、アサリの独特のニオイや味は好みがわかれるところ。
そこである日、ここにメカブを投入し、大葉を刻んでプラスしてみたら、これが潮の香りと大葉の香りで上手に中和し合ってくれました。
このままだと完全に和風サンドになってしまうので、メカブの味付けにはナンプラーを使用します。そして、ライムの絞り汁は必須。もちろん、PHOの素があれば、さらにベトナム風味が増します。
具材はボウルで混ぜてしっかりと味付けしてからバゲットに挟みます。
アサリのかわりの具として、海老はもちろん、貝ヒモやボイルホタテ、より簡単にチクワでもOK。メカブのかわりにモズクもいけます。レモングラスが手に入る時は、大葉のかわりにレモングラスを刻んでプラスすれば、味はぐっとベトナムバインミーに近づきます。
●まとめとして
本来のバインミーは薄味のものが多いのですが、日本のサンドイッチを食べ慣れていると、ちょっと物足りないと思うはず。ご紹介しているレシピでも、マヨネーズやマスタード、塩やコショウは原則使いません。そのかわり、ナンプラーをたっぷりといれます。これ、日本で手に入れやすいタイのナンプラーで十分ですが、もし見つけたらベトナムのナンプラーを使うと、さらにベトナムバインミーに近づきます。
また、今回は日本帰省時にレモングラスに一度も出会えなかったので、レモングラスなしのレシピとしてご紹介しています。
レモングラスなしでも美味しいけれど、入れたら入れたで、「あ~、ベトナム~」な味になるので、手に入れられれば是非加えてみてください。
アレンジとしてパクチーをプラスしてもいいし、ミツバでもなかなかの仕上がりとなります。味に辛みパンチを加えたい時には、タバスコが合います。手近なところで手に入る材料や調味料でいろんなバインミーアレンジを楽しんでみたいですね。●ライター/さとうあきこ