ただ見るだけじゃもったいない!? 「動物園」で楽しみながら学ぶアイデア
また、「カバ(ゾウ)さんは、どの国にたくさんいるんだっけ?」などの質問をすれば、国への興味へとつながるでしょう。
動物の暮らしといえば、動物園によっては「絶滅危惧種」の動物であることを表示しているところもあります。
絶滅危惧種の動物の存在を身近に感じることで、環境を守るためにできることや命の大切さを考えるきっかけにつながったらいいなと思います。
このように、動物園に行く前から図鑑などで動物の知識を得たり、毎回のテーマを決めたりすることで、動物を“ただ”見るという状態に加えて、“なぜだろう?”という視点が加わりやすくなります。
これからの時代を生き抜くためには、子どもの“考える”力を育てていく ことが何より重要です。
パパやママからのサポートによっては、動物園での遊びも考える力を磨くきっかけになると思います!
最後に、動物園が大好きな我が家の取り組みをご紹介します。
●子どもにリーダーを任せる
小学校の校外学習を参考に、子どもたちをリーダー(兄)、副リーダー(弟)にして動物園をまわりました。
「役割は人を作る」とは言いますが、まさにそうでした!子どもにリーダーを任せることで、責任感がうまれ、地図で次に行く場所を決めたり、見学時間を調整したり、リーダーシップを発揮していました。
いつもはアイスを食べたくてやたら休憩をしたがるのですが(笑)、今回はスケジュールを重視して、「○○の場所に着いたら食べようね」と副リーダーを説得していました。
親の私が「もう行くよ!」というよりも、子どもにリーダーを任せた方がスムーズにそして楽しく遊べるような気がしました。
●ヘトヘトになる前に帰る
わが家の場合、動物園に行く時は子どもたちがヘトヘトになる前に帰るようにしています。
ヘトヘトになるまで遊ぶと、大人も子どもも疲れてしまい、結局最後はイヤな思いをするからです。
また、「もうちょっと遊びたかった」という方が、楽しい思い出になるかもしれません。
遊びに行った次の日に「また行きたい!」と言ってくるのは、このちょっと早めに帰る行動 のおかげかなと思っています。いかがでしたか?
今回は動物園で楽しく学ぶアイデアをご紹介しました。動物園でたくさんの楽しい思い出を作れたらいいですね!
参考文献
国土社編集部(編)大研究動物うんこ図鑑
スティーブ パーカー(著)渡辺 政隆(日本語版監修)消えゆく動物たち100の知識
●モデル/KUMI
●ライター/今井千鶴子