こどもの人間関係から気付かされたこと │ パピマミ
私は思わず勝手に口から出かかった 「気にしないで!」という言葉を飲み込みました。
娘の反応を受けて、お友達は心底ホッとしたように笑って、そのままおままごとは再開。
割れたトングをナイフに見立てて楽しそうに遊びだしました。
一瞬、「おもちゃを壊してしまったことについて、お互いあまり気に留めていないのかな?」と思ったのですが、 遊びが軌道に乗ったところで、コソっと小さい声でお友達が娘に謝ってくれていました。
娘も「分かってるって」というような笑みを返しながらコソコソとお返事していて、 「あぁ…彼女たちには彼女たちなりの仲直りの仕方があるんだなぁ…」と思わず感心してしまいました。
フォローは必要とされた時に!
私はそんな2人の様子を見て、 「あぁ…さっき咄嗟に『気にしないで!大丈夫だよ』と言わなくて本当に良かった…」と思いました。
娘の気持ちも確認せず、私が横から口を出すことではなかったということに、後から気付いたのです。
大人はついつい遠慮とか気遣いを真っ先に口にしたくなりますが、 子どもたちにはそれぞれの人間関係があって、無闇に大人がフォローする必要はないんだと痛感しました。
ついつい手取り足取りお節介を焼きたくなってしまう私ですが、 今回のことで、口や手を出す前に、「これって必要とされてるのかな?」と一呼吸置くことを心掛けるようになりました。
これから思春期に向かって成長していく娘と、良い距離感を持って付き合っていくために、 私ももっと子どもを信頼してあげないといけないなと思った出来事でした。
●ライター/かまま
後から入部したスクール掛け持ちの子たちに追い抜かれた 補欠になり自信を失った息子をどう支えたらいいのか問題