凡ミスしてるだけ? 苦手な子が多い「数学の文章題」克服のヒント2つ
後者は、「人数を求めなさい」と言われているのに、解答欄に“個数”を書いてしまった、などのミスがあります。
お子さんのミスや計算課程をみれば、どちらなのかわかるでしょう。
計算が途中で終わっているなら前者、最後まで書ききっているなら後者です。
これを直すには、もちろん“本を読む”こともいいのですが、すぐに効果は出ません。
すぐに効果を出したいなら“線を引いて意識づける” のがいいでしょう。
数字を見逃してしまう子は、問題を読むときにも鉛筆を持ち、数字が出てきたら丸をつけて注意するクセをつけましょう。
そうすれば、読み返しても数字を見落とす心配はありません。
答えを書き間違えてしまう子は、問題文の最後に線を引きましょう。
「人数を求めなさい」「式をつくりなさい」など、最後に書かれている“問われているもの”をはっきりさせておき、最後にもう一度見て、答えが適切かを確認するクセを付けるのです。
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算数・数学嫌いを悩ませる文章題。
しかし、少し勉強のやり方を変えたり、問題を解くときに意識をしてみるだけで変わります。ぜひやってみてくださいね。
【参考文献】
・『勉強法の科学』市川伸一・著
●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)