私がガマンすればいい? 「義親との同居」の実情&ルール作りのススメ
●考え方の違い
生活習慣の違いや環境など、さまざまなことで義親との違いを感じます。だから、口出しをされること、余計な行動を取られることがあります。
これは仕方のないことです。育ってきた環境などさまざまなことが違いますから必ず起こります。
私自身も、今でも「なんで?」と思うことがあるくらいですから、ちょっとやそっとでどうにかなるものではないです。
でも、ある程度の行動には目をつぶるようにしています。お互いの自由の境界線を守るためです。
自分の考え方の中に勝手に入り込んできて、荒らされないようにするためでもあります。
そうやって、考え方の違いを乗り越えてきました。
こっちが口出しをすればあっちも口を出してきますから(逆の場合もありますね)、よほどのことでない限りは相手に任せることも必要だ と考えると、楽になります。
●同居前にご主人や親と決めごとをする
もし、相談者様がメリットの方が大きいから同居をすると決めたとします。
この場合は、同居前にご主人や親御さんを交えて、デメリットとなる部分の対策を決めごととして了承を得られるように話し合いに持っていきましょう。
【例】子育てに口出しをしない
対策:相談者様が叱っているときは、子どもを慰める側に回ってもいいけど、親を批判するようなことを言わないなど。
もし、同居するにあたってデメリットが大きいから同居は無理と感じられた場合は、メリットとデメリットを書き出して、ご主人とだけ話をしましょう 。
そうすることで、お互いの気持ちや本音を引き出すことができます。
ただ「同居するのは嫌だ」では、ご主人も納得することができないでしょう。
自分の親を批判されたように感じてしまうだけ です。
どんなデメリットがあって同居が嫌なのかを具体的にしましょう。場合によっては解決策が見いだせることがありますので、やってみる価値はあると思います。
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決して、自分だけが我慢すればいいという考えで話を進めないでいただきたいです。相談者様が考えた通り、その考え方が楽かもしれません。
しかし、それは今だけです。それより、話し合いの材料を集めて、話し合いを持った方がいいと思います。
同居問題は、今逃れてもあとから再発する問題です。
話し合いの材料を用意してから話し合った方が、大ゲンカに発展させずに話し合うことができます。