2016年4月2日 20:00
原因はワカラナイ!? 子どもがかかる「斜視」の危険性と治療法
をめどに手術を勧められることが多いです。
手術自体は短時間で終わるのですが、子どもが動き回るなど万が一の事故に備えて全身麻酔で行われます。
また、斜視手術再発率は50% とも言われており、必ずしも完治できるとは言い難いのも事実です。
個人差がある病気ですので、信頼できる医師に相談のもと手術を行うかそうでないかを見極める必要があります。
●(2)健眼遮断法で様子見をする
『幼稚園の先生から「もしかして斜視ではないですか?」と言われ専門医に見てもらったところ、間欠性外斜視と診断されました。ただ、ごく軽度のものなので、成長によって治る場合もあると言われました。定期的に受診し、1日に数時間アイパッチで見える方の目を遮断してものを見る訓練(健眼遮断法)で様子を見ることになりました』(6歳の女の子のママ)
普段はそれほど斜視が見られないような軽度お子さまの場合は、成長と共に完治することがあります 。
そのときは、手術などはせずに1〜2年ごとの定期検診で済まされる場合もあります。
病院によっては、アイパッチを使ってものの見え方を矯正する訓練をするところもあります。
●(3)斜視ではない、偽内斜視だった
『写真に写るたびに、うちの子は目が真ん中に寄っていたので斜視だと思っていました。それで専門医を受診したのですが、斜視ではありませんでした。まだ幼いため目のまわりが発達しておらず、斜視に見えるだけだと言われました』(5歳の男の子の母親)
幼いうちは鼻が低く内側のまぶたが目の上にかぶさっているため、白目部分が見えず一見斜視のように見えることがあります。
これを偽内斜視 と言います。その場合は、治療なども必要ありません。
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以上です。
子どもが眩しそうにしていたり、ものが見えにくそうにしていたり、明らかに片方の黒目の部分が不自然な動きをしている場合は、ぜひ専門医もしくは病院に相談をしてみてください。
子ども斜視を専門にしている病院では手術待ちだけで半年以上かかるところがほとんどです。
迷ったり悩んだりしているのであれば、できるだけ早めの受診をして治療するようにしましょう。
【参考リンク】
・子どもの弱視・斜視 | 公益社団法人日本眼科医会(http://www.gankaikai.or.jp/health/betsu-003/08.html)
●ライター/aki(中高英語教員)
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