2016年4月5日 20:00
ママの思いよ届け! 子どもを傷つけずに叱る「アイメッセージ」の使い方
こんにちは。ママライターのamuです。
突然ですが、お子さんを叱るとき、どのように叱っていますか?
(1)「何やってるの!」と責める。
(2)「そんなことしたら、ママ悲しい……」と伝える。
正直に言います!私は(1)でした。ついでに「同じことを何度言わすのー!」のおまけ付きです。
意識の外のことというか、条件反射のように口から出るようになってしまっていたほど……。
でも、それは逆効果だったと知りました。
ガツンと責める言い方は、子どもの耳を閉じて、心を固くするだけなのかもしれないと思いました。
心に届くアイメッセージと、相手をやっつけるユーメッセージについて、以下にまとめてみたいと思います。
●『アイメッセージ』と『ユーメッセージ』とは
●アイメッセージ(相手の心に届く話し方)
臨床心理学博士で、親としての役割を効果的に果たす訓練『親業』を開発したトマスゴードンが提唱したコミュニケーションの方法で、「私」を主語にして、自分自身がどう感じているか という思いを語ること。
●ユーメッセージ(相手をやっつける話し方)
「あなた」で始まるか、「あなた」がどこかに入っている話し方のこと。非難、評価、説教、指示 などはユーメッセージ。相手の考え方を破壊するような影響を与えやすい。
●主語を「私は〜」にすると批判的でなくなる
2つのメッセージの違いの例として、疲れて一休みしながら新聞を読んでいる父親のところに、子どもが「パパ遊ぼうよ」と近づいてきたときのことが書かれていました。
【アイメッセージによる対応】……「(私は)疲れているんだよ」「(私は)今休みたいんだよ」
【ユーメッセージによる対応】……「(おまえは)うるさいな」
アイメッセージの場合、「そうか、パパは今疲れているんだな」という事実のみを受け止めるのに対して、ユーメッセージの場合、父親の「うるさいな」の一言を「私のことを嫌っている」「私は悪い子だ」 と感じやすいそうです。
自分の意見を伝える際、主語を「私は~」にすることで、批判的ではなくなる のがわかります。
・「何度言ったらわかってくれるの?」→「これは大事なことだから、あなたが覚えてくれると私は助かるよ」
・「あなたはいつも支度が遅いのね」→「私は早くあなたと一緒にでかけたいよ」
・「お兄ちゃんでしょ!弟に優しくしなさい」→「弟に意地悪すると、見ていて悲しいよ」