リップクリーム不要!? 唇の荒れに効く「ハチミツ」のすすめ
【ママからのご相談】
1歳の女の子のママです。最近、育児疲れもあって、唇が荒れて皮がめくれたり、ひび割れたりして血が出るようになりました。
市販のリップクリームを使ってもあまり変わりませんし、何よりリップクリームの感触が苦手です。
リップクリーム以外で、何か唇の荒れに良い対策があれば教えてください。
●A. リップクリームの代わりにハチミツを試してみてはいかがでしょうか。
ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。
唇のひび割れ、皮むけは冬場に多いトラブルですが、乾燥肌の方や慢性的に疲労されている方は年間を通して悩まれることも多いですよね。
軽症であればリップクリームで対応できますが、ご相談者様のようにリップクリームのヌメヌメ感が苦手だという方もおられるでしょう。
そこで今回は、私たちの身近にある食材“ハチミツ”を使った唇の荒れ対策 をご紹介しましょう。
●唇が荒れる原因
唇はなぜ荒れるのでしょうか。リップクリームを製造している大手医薬品メーカーによると、唇が荒れる最大の原因は乾燥なのだそうです。
具体的には、冬場の空気の乾燥、紫外線による乾燥、水分不足などが挙げられますが、その他に唇を舐めて唾液が蒸発する際に乾燥を加速させてしまうこともあるそうです。
また、胃腸が荒れているときや食生活が乱れているとき も皮膚や粘膜が弱くなるため、唇が荒れやすくなります。
●ハチミツの効果
唇が荒れると、一般的には唇の乾燥を防ぎ、潤いを与えてくれるリップクリームを使われる方が多いですが、使用感が苦手な方も多いです。
そんなときにおすすめなのがハチミツです。
ハチミツはよく甘味料として用いられますが、実は唇の荒れにも使えるのです。
法律にそって厚生労働大臣により定められた医薬品の規格基準書である“日本薬局方” によると、ハチミツは栄養剤、甘味料の他に、口唇の亀裂、あれ、妊娠授乳期・肉体疲労・病中病後などの栄養補給にも効果・効能があるとして明記されています。
ハチミツには、傷口の回復を促す作用、粘膜や皮膚を守る作用があることがわかっているからなのです。
使い方はとてもシンプルで、“ハチミツをそのまま患部に塗る” だけです。ハチミツはもともと食材なので舐めても害はありませんし、リップクリームのような味や使用感が苦手だという方にも使いやすいのではないでしょうか。