巧妙な手口に要注意! 「略取・誘拐」から子どもを守るポイント
と言われたら、「ダメと言われているからできません。お店や交番で(大人の人に)お願いしてください」などと断るように指導しましょう。
なお、よく「“知らない人”についていかないように」と言われることがありますが、実はこの説明では不十分 。
例えば、子どもが1人のときに毎日「こんにちは」と声をかけてくる人がいたら、数日後には子どもにとってその人は“知っている人”に分類されるかもしれませんね。
また、ウソをつかれ「僕は学校の先生だよ」「私は○○ちゃん(お友達)のママだよ」といわれたら、自分が覚えていないだけで知っている人なのかもしれない、と思うでしょう。
微妙なケースでは大人ですらだまされることがあるのですから、子どもには信じられる大人と信じられない大人の区別はつかないのです。
対策としては、例えば
「どんなに大変で緊急な事態であろうと、パパ、ママ、担任の先生以外の人が迎えにいくことはないから、ついて行かないで」
といったように、具体的な人物を挙げて伝える のがいいですね。
もしママ友さんにお迎えを頼むことがあるなら、「ほかの人にお迎えを頼む場合、必ずママかパパが事前に伝えるよ」といっておくといいでしょう。
そして、約束したからには事前に伝えることを絶対に忘れてはいけません。
●“反対方向に逃げる”! 車に連れ込まれないための対策法
有無を言わさず強引に連れていかれるケースでは、車に乗せられてしまう事件が多いようです。
セコム会社IS研究所の舟生岳夫氏は、車から声をかけられたケースに対して、以下のように行動すべきだと注意を促しています。
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・車から即座に離れる。大人が両手を広げたくらい距離をおく
・どんなことを言われても、車には近づかない・乗らない
・車から降りて近づいてきたら、防犯ブザーや大声で助けを呼ぶ
・身に危険を感じたら、車の進行方向と逆に逃げる
・すぐに大人に知らせ、助けを求める
※もしも車から声をかけられたら?子どもの連れ去りをどう防ぐか | セコム より引用
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車はすぐに方向転換できない ので、反対方向に逃げるのは有効ですね。
また、無理やりつれていかれそうになったら、できるだけ大きなものにしがみつくのもいいと言われています。
駐停車している車があったら「危険かもしれない」と思うようにし、近づかないように指導しておくことも大切です。