プロが関係修復!? 離婚の前に受けるべき「夫婦カウンセリング」の知識
こんにちは、フリーライターの鈴木ハナコです。
離婚……それはとてもヘビーな問題ですが、実は日本では3組に1組が離婚しているとも言われており、必ずしも他人事とはいえない実状があります。
そんな離婚の原因を探っていくと実は”性格の不一致”がトップ。
何かと便利な理由なのでこの原因がトップに上がるという側面もあるようですが、結婚してみて夫や妻との性格の違いを改めて実感し、衝突につながってしまったという経験をした人も少なくないのではないでしょうか。
夫婦の仲がこじれていく理由は千差万別ですが、今回は”離婚”を選択する前に夫婦間の関係修復に取り組む、カップル(夫婦)カウンセリングについて取材してきました。
●カップル(夫婦)カウンセリングとは
海外ドラマや、映画で夫婦役の女優と男優が並んでカウンセリングを受ける姿をよく見かけませんか?
“カップルカウンセリング”、または“夫婦カウンセリング”とも呼ばれますが、アメリカなどでは夫婦問題に直面した際、夫婦関係修復の手段 として一般化しています。
具体的にはカウンセラーが夫婦片方ずつ、あるいは双方の話を聞き認識の食い違いなどを修正していきながら、何が問題かということをはっきりとさせていく、プロが行う問題解決へのプロセスです。
自己紹介や悩み事の概要、自身が置かれている状況などはもちろん、今後どうしていきたいかという希望や目標を伝えます。
その上で来談者自身の目標へ向かうにあたり、その道上にある問題点や、自分たちが陥りやすいパターンなどをはっきりとさせ、具体的な対処方法をアドバイスしてくれます。
『新婚当初、どんなこともお互いが納得するまで話し合うと約束していましたが、話し合ってもなんだか堂々巡りになってしまうことが多くてどんどん夫婦関係がこじれていくのを感じていました。そのうち、だめだと分かっていても小さいわが子の前で言い争うようになってしまい真剣に悩むように……。アメリカ帰りの友人の勧めでカウンセリングの存在を知って、思い切って受けてみることにしました。
はじめはカウンセリングを受けることに消極的だった夫も夫婦仲を取り戻したいと真剣に説得したところ納得してくれ、夫婦そろって臨むことに。受けてみた感想としては“上手に交通整理をしてもらったな” というのが第一ですね。言いたいことも、言われたことも第三者を挟むと熱くなりにくいから理解しやすくて。