子育て情報『ママにアンケート! 「新型出生前診断」で胎児に異常があった時の考え方』

2016年5月5日 19:00

ママにアンケート! 「新型出生前診断」で胎児に異常があった時の考え方

などと厳しく批判するものもありました。

●『中絶する』という人は約4割

『正直ダウン症と診断されたら、育てていける自信がない。子どものためにも中絶してしまうかも……』(30代ママ)
『私が生きてる間はいいけど、死んだら誰が面倒みてくれるの? っていう不安があるから』(30代ママ)

『中絶する』と答えた方の多くは、「産み育てる自信がない」という理由で中絶を選択してしまうようです。

たしかに障がい児は通常の子どもと比べて育児の苦労が大きいとも言われており、精神的・金銭的な余裕がなければ過酷な家庭環境になる可能性は高いです。

しかし、一方では「中絶した罪悪感は一生消えない」 と言われるほど、女性のわが子への愛情は深いものです。

人によっては「中絶する人は命を軽く見ている」などと批判したりしますが、そんなことは決してないでしょう。

本当は産みたいという気持ちを抱えながら、子どもの心情や将来のことを隅々まで考え尽くした結果の答えが”中絶”なのであれば、誰にも責めることはできません。

●『事実を受け入れて産む』というママは約1割という結果に

自分の子どもに先天性異常が見つかっても、「事実を受け入れて産む」と答えたママは約1割となりました。


異常が発覚した場合の中絶率は9割を超えますが、なぜ彼女たちは「産みたい」と思うのでしょうか。

『どんな障害が見つかろうと自分の子には命が宿っている。中絶なんてできないよ……』(20代ママ)
『むしろ育てがいがある 、そうポジティブに捉えると思います』(30代ママ)

コメントを見ていると、もはや理屈ではなく“愛情”を信じて産みたいと思っている人が多いように思います。

金銭的に余裕がある、子どもの面倒を見てくれる親兄弟が多いなど、環境によっては決断しやすいこともあるかと思いますが、それでも先天性異常を抱えていると知りながら産む勇気はとても偉大だと言えます。

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あなただったらどんな決断を下しますか?

どの選択肢を取るにしても、決して間違った決断ではありません。子を思ってこその判断であれば、全てが正解だと言えます。「異常が発覚したらどうするか」という出生前診断の話は、命に関わる問題であるため、議論をすることが非常に難しいテーマです。

しかし、障がい者や中絶をする女性への偏見をなくすためには、一人ひとりがこの問題について真剣に考えていく必要があると思います。

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