ガラケーより成績悪化? ママが知るべき「中高生のスマホ利用」の実態
【ママからのご相談】
中学生の息子が、部活の連絡用にスマホが欲しいと言い出しました。今はフィルタリングを掛けたガラケーを持たせています。
息子は「ガラケーを持たせるならスマホでもいいじゃないか」と言うのですが、ガラケーとスマホでは子どもの生活への影響力が違うと思うのですが、どうでしょうか?
●A. 中高生のアンケート調査から、ガラケーとスマホの与える影響の違いを確認してみましょう!
ご相談ありがとうございます、ママライターのパピルスです。
お子さんにスマートフォン(以下スマホ)を持たせるかどうかというのは、どの家庭でもいつかは直面する問題です。
今回は“スマホとガラケーが子どもに与える影響の違い”についてのご相談ですね。ガラケーというのは、従来型携帯電話を指します。
調べてみると、さまざまな調査結果がありましたが、今回は中高生自身がアンケート項目を考え、大阪府内の約2万人の小中高校生を対象に行った『スマートフォン利用実態アンケート』を参考に考えてみたいと思います。
●中学生の6割超がスマホユーザー
まず小中高生の携帯電話の利用実態を確認してみましょう。
このアンケート調査の結果によると、平成27年7月の調査時点での携帯電話所持率は以下の通りでした。
【携帯電話(ガラケー、スマホ合計)所持率%】
小学校男子(4~6年)48.0%→中学男子70.8%→高校男子97.0%
小学校女子(4~6年)59.9%→中学女子80.8%→高校女子99.1%
【スマホ所持率%】
小学校男子(4~6年)23.9%→中学男子61.2%→高校男子94.7%
小学校女子(4~6年)26.2%→中学女子67.5%→高校女子96.7%
小学生時代は少数派だったスマホユーザーが、中学生では一気に6割超 にまで増加していることに驚かされます。
アンケート調査の中で、ガラケーユーザーと比べスマホユーザーで回答内容に大きな差がついた項目が複数ありました。中でも特徴的だった項目を次にまとめてみます。
●アンケート調査で見えたガラケーとスマホの影響力の違いとは?
アンケート調査の結果、「あてはまる」と回答した割合がガラケーユーザーとスマホユーザーで2倍程度の差がついた項目は以下の通りです。【生活面での影響】
・「12時より遅く寝る」
・「勉強に自信がない」
・「1日3時間以上使用」