個人情報を死守! 親子で学ぶ「スマホ利用」の基本ルール
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
新入学、進級の季節です。これを機にスマホをお子さんに持たせようという家庭も多いと思います。
こどもの生活にスマホを導入するにあたっては、その使いやすさや価格が重視されがちですが、 より慎重に時間をかけるべきなのが個人情報に関する認識です。
スマホデビューする子どもが知っておくべき個人情報について、親子で確認してみませんか?
●住所・団体名・個人名はNG
最初に確認しておきたいのが、「個人情報とは何か」ということです。
個人情報とは「あなたが誰か」を示す情報をいい、名前のほかに生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、学校名や勤務先名、各種カードナンバー、ID、パスワード などがそれにあたります。
これらは、あなたがあなたであることの大切な証明となる情報です。他の人に悪用されることがないよう、大切に扱う必要があります。
これは、自分の情報だけに限らず、自分の家族や知人の情報についてもいえることです。
●画像・動画も個人情報
画像や動画も同じように個人情報の一部です。見られたら恥ずかしいプライベートな写真に限らず、学校や会社などの団体写真であっても立派な個人情報です。
自分が写っているものはもちろん、自分以外の人が写っているもの を許可なくスマホ上で公開することはルール違反だと知りましょう。
●友達の友達は他人
次に、個人情報はどうして漏えいしていくのかを考えます。
「友達の友達はみんな友達」と言えれば幸せですが、スマホの世界での「友達の友達」はほとんどの場合が「まったくの他人」です。
「友達」という言葉に惑わされて油断して、写真を送ったり名前を伝えたり、SNS上でつながったりすると、時には悪用される可能性がある ことを知っておきましょう。
●疑似体験アプリに個人情報を入れる危険性
製造・販売元が不確かなアプリをダウンロードすると、その際に入力したさまざまな個人情報が流出して悪用されることがあります。
また、疑似体験アプリの登場人物などに自分の個人情報を入力するとそれがそのまま流出することもあります。
主人公を自分に見立てて動かしたい気持ちは分かりますが、リアルと仮想の世界を区別すること が大切です。●どんな風に悪用されるのか
個人情報が洩れるとどんな危険があるのでしょうか?
身近なところでは、迷惑メールや不審者からの電話などといった被害が起きています。