PC利用者の8割が発症!? 「電子メール無呼吸症候群」の原因と改善方法
眠っている間に呼吸が止まる『睡眠時無呼吸症候群』という恐ろしい病気がありますが、実は起きている間にも無呼吸症候群を引き起こしている人が多いと言われています。
『電子メール無呼吸症候群』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?実はPCユーザーの80%がこの症状を発症している可能性がある と言われており、デスクワークなどでPCに触れる機会が多い現代ではたくさんの人が無自覚にこの『電子メール無呼吸症候群』を経験しているそうです。
この記事を読んでいる方の中にも、思い当たる人はいるのではないでしょうか。今回は、『電子メール無呼吸症候群』についてお話ししていきます。
●スマホやPCの操作中に呼吸が止まることを指す
この『電子メール無呼吸症候群』を最初に唱えたのは、元アップル役員でコラムニストとして活躍しているLinda Stoneさん。
自身がメールの最中に呼吸が止まっていることに気づいて記事にしたことから広く知られるようになったそうです。
“電子メール”という言葉がついていますが、この症状を発症するのはメール時だけではなく、ブログを書いていたりSNSにコメントを書き込んでいたりするときにも起こります 。
集中してタイピングをしている間に発症することが多いとされ、スマホをいじっている間に引き起こされるケースもあるようです。
●電子メール無呼吸症候群が体に及ぼす悪影響
電子メール無呼吸症候は医者にかかって薬をもらえるような正式な病気ではありませんが、体に及ぼす影響は大きいとされています。
呼吸が止まると自律神経が乱れるため、頭痛や吐き気、イライラ、緊張、不眠などの睡眠障害 などを引き起こす恐れがあります。
また、睡眠時無呼吸症候群と同様に、動脈硬化のリスクが高まるともいわれています。他にも、肥満や高血圧などの生活習慣病と関連しているとの指摘もあります。
●電子メール無呼吸症候群を引き起こしやすい人の特徴4つ
電子メール無呼吸症候群になりやすい人には共通する特徴があります。
以下の項目に当てはまるという人は、知らず知らずのうちに呼吸が止まってしまっているかもしれません。
●(1)猫背
デスクワークをしていると、いつの間にか猫背になってしまっているという人も多いと思います。猫背の姿勢だと呼吸器が圧迫されて呼吸が浅くなる傾向にある ため、呼吸が止まりやすいのです。