子どもの五感を刺激! 「木育」の特徴と日常に取り入れるコツ3つ
こんにちは。県の面積の約8割を森林が占める大自然で育ったママライターなかやまあぽろです。
皆さんは「木育」 という言葉を聞いたことはありますか?正直、ほとんどのママさんたちになじみのない言葉だと思います。
冒頭でも紹介させていただいた通り、全国で2番目に森林率の高い県で育ったわたしでさえ、木育という言葉を知りませんでした。
娘を出産し、自治体より産後に受けることのできるさまざまなサポートやサービスの案内書の中の一つに、「木育」を勧めるパンフレットがあり、目に留まったのがきっかけです。
その取り組みにとても興味を持ち、またより多くの人に知ってもらいたいと思いましたので、今回は資料を元に簡単にご紹介したいと思います。
●五感をめいっぱい育てる助けをする木育
木育の活動は北海道から始まり、現在では東京はもちろん、全国約100か所に施設があり、さまざまな活動や体験が実施されています。
「木育」という言葉を初めて聞いたり目にしたりすると、多くの方が「木で作られた道具やおもちゃを積極的に使って子育てをすること?」と、思いますよね。
まさにその通りですが、木育が目指す「育児」とは、小さなころから森や木とふれあうことで、人と自然のつながりを自ら考えることのできる豊かな心をはぐくむ という、大きな希望をもった取り組みなのです。
●「木育」を日常に取り入れるコツ3つ
●(1)ファーストスプーンは、ぜひ木製のものを
森などで駆け回ったりできない赤ちゃんでも、離乳食に使うスプーンを木製のものにすることから、簡単に「木育」が始められます。
赤ちゃんの感触が最も鋭い場所は、舌や唇、鼻の頭と言われています。小さなころから舌や唇で木のぬくもりを感じさせることで、木に親しみを感じる第一歩 につながるそう。
●(2)木のおもちゃで脳を刺激
乳幼児期に、特に敏感だとされる“皮膚感覚” 。この時期に皮膚感覚を開発してあげることにより、脳がよい刺激を受け、大いに成長すると言われています。
カラフルなプラスチックや、やわらかな布でできたおもちゃもよいですが、木のおもちゃもぜひプラスしてあげて。
木が持つ特有の肌触りや硬さ、ひんやりとした感触、匂いや自然ならではの色は赤ちゃんの五感を育て、豊かな感性を育むことができるでしょう。
●(3)森の中での体験を体全体で吸収
活発で好奇心が旺盛な幼児期~児童期からでき、ぜひ子どもたちに体験させてあげたいことといえば、森などの大自然の中で自由に遊び、過ごすこと。