幸せな気持ちをキープ! 夫婦の絆をずっと大切にしていくためのポイント
そのときに笑顔が生まれるのです。
●会話が続かない場合は……
コミュニケーションが減少している状態では、どうしても会話が途切れてしまいがちになってしまうというお話を聞きます。会話がないという人もいるくらいです。
そんなときは、相手の話から質問事項を作り出して話を深く掘り下げましょう。
ここで役に立つのが『オウム返し 』です。相手が言ったことを繰り返して、さらに「それがどんなだったか」などの質問をかぶせて相手から話を引き出すというワザです。
たとえば、釣りの話をしているとしましょう。
相手:「こないださ、○○へ釣りに行ったらいいポイントがあったんだよ」
自分:「○○に釣りに行ったのね。
いいポイントってどんなところなの?」
または、
自分:「○○で釣りか~。どんな魚が釣れるの?釣りって楽しい?」
などというように、相手の話に質問をかぶせる ことで、自分がたくさん話さなくても相手が話してくれます。
このように相手から話をたくさん引き出せば、パートナーは話を聞いてもらえたうれしさから、自然と笑顔になります。
ここで注意してほしいのが、興味のない話でも聞いてあげることです。2人の時間を大切にしましょう。
相手を不機嫌にさせたり、ケンカになってしまったりすれば、コミュニケーションの時間を取ろうとしなくなってしまいます。
最初は興味のない話でも回数を重ねていくうちに、興味のある話に持っていくようにすればいいのです。
まずは、2人の時間を楽しむ・2人の時間を持つことを大切にしましょう。
●おわりに
夫婦は2人だけの時間を笑顔と共に過ごしていくうちに絆が高まり、仲良く過ごすことができます。
結婚39年目を迎えた夫婦(夫62歳・妻57歳)に話を聞いたところ、4人の子どもを育てながら、2人の時間を毎日少しでもいいので持つようにしたとのことでした。
また、結婚17年目の夫婦(夫43歳・妻38歳)は、現在ご主人が単身赴任中です。
でも、毎日の電話とSNSを使ってコミュニケーションを取っているとのことでした。そして、奥さんは毎週ご主人に手紙を1通ずつ書いて送っているそうです。
このように、夫婦の形はさまざまですが、コミュニケーションを取ることが絆を保つためのポイントとなっているのは確かなようです。
【参考文献】
・『とっさのしぐさで本音を見抜く』トルステン・ハーフェナー(著)、柴田さとみ(訳)
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)