現役保育士が伝授! 赤ちゃんを一発で寝かしつけるテクニック3選
●(3)小ワザその3:相手と呼吸を合わせちゃう作戦
『どんなに寝グズリしている赤ちゃんでも、呼吸を合わせれば眠りに誘うことができるんですよ』(45歳保育士)
自信たっぷりにそう言ったのは、この道20年以上の先生です。いったいどういうことなのでしょうか?
『やり方は簡単。まずは顔を寄せて、子どもの呼吸をよく聞いてください。そして自分の呼吸を、その子の呼吸に合わせるんです。そのまましばらく、子どもの呼吸と同じタイミングで吸ったり吐いたりを続けます。このとき、自分の呼吸を子どもに聞かせるように、耳元で息をするのがポイントです。
しばらくそれを続けたら、自分の呼吸をだんだん遅く、深くしていきます。するとなぜか、それにつられて子どもの呼吸もゆっくりになっていくんですよ。
そうなればシメたもの。ゆっくりした呼吸を繰り返しているうちに、早ければ数分で子どもは眠ってしまいますよ』
これは聞いているうちに呼吸が同調していくという人間のふしぎな性質 を使ったテクニック。
言葉が通じず、なぜ早く寝なくてはいけないのか頭で理解できない赤ちゃんには、この小ワザがぴったりだそうです。
●焦りは禁物!寝かしつけは大らかな心で
すべての先生が共通して言っていたのは、『寝かし付けるときに焦りは禁物』ということ。
『私たちプロでも、会議が迫っていて1分1秒でも早く眠って欲しいと焦っているときに限ってうまくいきません 。いっしょに寝ちゃってもいいや、くらいの大らかな気持ちであるほうが、子どもも安心しているのかすぐに寝付いてくれますね』
いつまでも眠ってくれないとイライラしてしまいがちですが、そんなときこそいったん深呼吸。ゆったりした気持ちでお子さんに寄り添ってみましょう。
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いかがでしたか?特別な道具もいらず、誰でもすぐにできる寝かしつけの小ワザ、子育てに早速取り入れてみてくださいね。
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
●文/パピマミ編集部