帰省前にチェック! 日頃からしつけておきたい子どものマナー2つ
日々のあいさつがきちんとできているか、あいさつをかわすゆとりのある生活をしているか、家庭で生活を見直してみる必要がありそうです』
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わが家の子どもたちも、主人の両親の家であいさつができずに注意を受けることがよくあります。
注意されて気をつけるので徐々に良くなっていますが、“大きな声で”というのがどうも苦手です。
特に主人の祖母にあいさつするときは、大きな声でないと聞こえないということもありますから、大変なのでしょう。
しかし、回数を経るごとに徐々に大きな声で「こんにちは」ができるようになってきました。子どもにとってはあいさつひとつでも“訓練” なのかもしれません。
もし、あいさつが苦手なお子さんがいらっしゃるならば、地道な作業ではありますが、“あいさつの回数を意識的に多くする生活”で改善していくという方法はどうでしょうか。
たとえば、
・朝は玄関先を一緒に掃除しながら近所の家の人にあいさつする
・買い物に連れて行き、その都度「こんにちは」や「さようなら」を言ってみる
・家庭内では、誰かが出かけるときや帰ってきたときに大きな声で「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」を欠かさない
などです。
●(2)食事のマナー
主に食事のときに注意すべきは、“箸の正しい使い方” であると思います。
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『1995年に子どもの生活科学研究会が行った子どもの正しい箸使いに関する調査では、箸を正しく持って使える子どもが小学6年生で20%ほど、小学1年生では5%にも達していません』(『子どもとマスターする49の生活技術(3)』より)
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箸の正しい使い方や持ち方については、ご家庭でお父さんやお母さんがお手本となって示していくことが基本ですが、どのような箸をお子さんに使わせているかということはいま一度チェックしてみると良いと思います。
プラスチック製の箸は食材が滑りやすく子どもは食べ物がつかみにくいと思いますし、また断面が丸いものも同じで食材が滑ってしまいます。
長女が通っていた幼稚園では、園児たちがお箸で苦戦する状況に直面し、竹でできた六角箸 の推奨をし始めました。
竹の六角箸はとても軽くて持ちやすく、六角の形は食材がつかみやすいのでオススメです。
箸の長さも子どもの手のひらの大きさに合ったものでなくては使いにくいということも分かりました。