集中できてる? 音楽を聞きながら勉強してもいい子とダメな子の見極め方
「音楽を聞きながら勉強してはいけない」と言う前に、環境改善が必要 です。
音楽を聞くにしても、日本語の曲はやめて洋楽にするとか(日本語の曲は感情移入したくなったり、歌いたくなったりする)、集中できる音楽にするとか、音楽のジャンルを選びましょう。
●音楽を聞きながら勉強してはいけない人
そして、もうひとつの理由は、“音楽が好きすぎる”こと。
『音楽が大好きで、音楽を流して歌いながら勉強しています』(中1女子)
もしこちらの理由で音楽を聞きながら勉強しているなら、やめましょう。音楽に気を取られてしまい、勉強に集中できるわけがありません。
特に、歌を歌ってしまうような人は絶対にやめた方が良いです。
ただし、いずれの理由にせよ、「最初は音楽が聞こえていたけれど、気が付いたら聞いていなかった」という人は、音楽を聞きながら勉強しても大丈夫です。
聞こえないのは集中している証拠。
集中するための儀式として音楽を聞いている ならそれで大丈夫です。
結論としては、集中できているなら音楽を聞きながら勉強してOK。集中できていないならやめるべきです。
一度、お子さんが音楽を聞きながら勉強する様子を観察してみましょう。加えて、なぜ音楽を聞きながら勉強しているのか聞いてみてください。
音楽がある方が集中できているようであれば大丈夫です。歌いながらであればやめたほうがいいでしょう。
【参考文献】
・『記憶力の脳科学』柿木隆介・著
●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)