悪化すると心身症に!? “身体的ストレス”の特徴とスッキリ解消するコツ
●身体的ストレスが現れたときの対処法
身体的ストレスの解消には、休むことが一番です。
しかし、パソコンやスマホを使うことが増えたことによって困ったことが起きています。
本来であれば、夜になると自然と体が休息の体勢に入るものなのですが、現代ではそれができない状況になってきています。
身体的ストレスを軽減するために、寝る1時間前は次のようなことを実践してみてほしいと思います(活動を促す交感神経の分泌を抑えるため)。
・メールやSNSをしない
・テレビを見ない
・スマホやタブレットを使わない
・ゲームをやめる
・激しい運動をしない
など。リラックスして、睡眠に入りやすい環境を整えるためです 。
また、食生活を整えたり、早寝早起きをしたり、ゆっくり湯船につかってリラックスしたりといったことも効果的な対処法と言えます。
ただ、前提として覚えていただきたいのは、“全ての症状がストレスからきているものであるかどうかは、自己判断できるものではない”ということです。
「体の調子がおかしい」と感じたら病院へ行き、医師の診察を受けましょう。
検査などをして異常がなければ、身体的ストレスである可能性が高いということになります。何でも自己判断は危険です。
●おわりに
現代では、日々の生活や情報が流れるスピードが早くなってきており、うまく体を休めることができずに身体的ストレスを抱える人が多くなっています。
身体的ストレスを感じたら、リラックスできる環境を整えたり、いつもより睡眠を多くとったりして対処しましょう。
体に出ている異常は、「休んでほしい」という体からのサインであることを忘れないでいただきたいと思います。
【参考文献】
・『こころと体をつかさどる ストレスケア・カウンセリング』美野田啓二・著
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)