オートロックでも危険!? 子どもの身を守るために教えたい防犯対策5つ
いま一度、雨の日はいつもと同じ感覚で歩いていては危ないということを再認識させ、交通ルールや気をつけるべきことを話し合っておくと良いでしょう。
●(4)性犯罪に巻き込まれないための方法を話し合う
強制わいせつや盗撮などの犯罪に関して、子どもにどう教えるか迷う親御さんも多いと思いますが、未就学児や低学年の子どもへの性犯罪が頻発している現実では、わが子に危険が及ぶ可能性も十分あり得ることを自覚しておかなければなりません。
子どもを狙った性犯罪が起きやすい場所として、
・集合住宅の階段や踊り場
・駐車場
・公園のトイレ
・ホームセンターやショッピングモールなど商業施設のトイレ
などが挙げられます。
人目につきにくい場所に限らず、不特定多数の人が出入りをする場所 など、比較的親の近くでも犯罪は起きているのです。
また、女の子だけでなく、男の子に対する犯罪も決して少なくはありません。
男女問わず、わずかな時間でも子どもをひとりきりにしない、幼い子には「服を着て隠れる部分は人に見せてはいけない。触らせてもいけない」ということを教えておきましょう。
また、そういう部分を見せてくる人がいたら、すぐにその場を立ち去ることも教えておきましょう。
●(5)犯罪につながる声かけのパターン、手口を教える
連れ去りや誘拐の手口として思い浮かぶのが、声をかけて連れて行く、車に無理やり押し込むなどですが、いずれも最初は何かしらの声かけがある場合がほとんどです。
子どもたちは学校や家庭で“知らない人に話しかけられてもついていかない” ことを学習しているとは思いますが、突然、言葉巧みに話しかけられれば、どうしていいかわからなくなったり、内容によっては声かけに応じてしまったりすることも十分考えられます。
たとえば、他人からの危険な声かけのパターンには次のようなものがあります。
「家に○○ゲームがあるから一緒に遊ばない?」
「○○のレアカードをあげるからおいで」
「芸能人に会わせてあげる」
「お母さんに頼まれて迎えに来たよ」
「お父さんが事故に遭ったから病院へ連れて行ってあげる」
「○○ちゃん!(フルネームで呼びかける)」
「きみの学校まで案内してもらえないかな?」
「あそこに落ちている○○を拾ってくれる?」
人への親切心も大切ですが、犯罪が頻発している現実がある以上、つねに警戒心を持つことも重要です。